ビジネスは消去法である。それはまるで数学のように。
ビジネス数学教育家、深沢真太郎です。
素数は有限個か無限個か。
そんな数学の問題があったとする。
この問いの答えをどう出すか。
もし有限個であることが否定されれば、「有限個」という選択肢はなくなる。
つまり「無限個」が必然的に答えとなる。
無限にあるかどうかを確かめるまでもなく。
消去法。
このような思考法を消去法と人は呼ぶ。
なぜだろう。
人はこの「消去法」が極めて合理的な意思決定法だと気づいていないのではないか。
仕方なく(止むを得ず)選んだ、あまり美しくない答えの出し方、
というイメージがあるのだろうか。
私は「消去法」は最強だと思っている。
なぜか。
人は選ぶ理由より、選ばない理由のほうが簡単に作れるからだ。
例えば就職活動。
ほとんどの学生は(自身はそう認識していなかったとしても)消去法で最終的な進路を決めている。
そんなことはない?
ならば、最初から希望する会社だけ面接に行けばいい。
リクルートスーツを着る機会は1度だけでいいはずだ。
しかし実際はそうではない。
いくつも選択肢を自ら用意し、そして最後は消去法で1つを選んでいる。
昨日のランチはどこで何を食べたか?
オフィスから近くの中華料理屋だとする。
1km離れた有名なイタリアンのお店をあなたは消去した。
昨日行った、同じくオフィスから近いカレーのお店をあなたは消去した。
その結果、あなたはその中華料理屋を選んだ。
消去法は、決めるための最強のツールだ。
ビジネスとは、決めることである。
これはあくまでも私のひとつの定義に過ぎない。
でも、頷く読者の方も多いはずです。
どんな仕事も、決めることができなければビジネスになりません。
ビジネスとは、決めることなのです。
ビジネスとは、消去法です。
とても数学的なんです。
ご存知でしたか。
そういえば、まもなく新刊が出ます。
よろしければ。
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<最後までお読みいただきありがとうございました>
こちらでまたお会いしましょう!
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