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「確率」に素直に生きてみませんか。

大事だとはわかっていてもつい後まわしにしたり、結局やらなかったりすることはありませんか。実はビジネスにおいて「数字」がそれだったりします。

なぜデータを調べないのか。なぜ定点観測しないのか。なぜPDCAサイクルを回さないのか。やるべきだとは誰もがわかっている。でもやらない。できない。あなたもきっと思い当たることがあるでしょう。誰もが「大事」だという仕事術なのに、積極的にそれをやろうとしない。なぜか。実はその理由はたったひとつ。

「めんどくさいから」です。

あなたは拍子抜けするかもしれません。しかしこれは私がビジネス数学教育家として活動してきて、リアルな職業人をたくさん見てきて確信している真実です。セミナーで学ぶ。書籍で学ぶ。先輩や上司から指導される。理解できる。自分でも大事だと思う。でも、多くのビジネスパーソンはそれをしません。人間だもの。

だから私のような教育者は、データを調べさせたいなら、定点観測させたいなら、PDCAサイクルを回させたいなら、その後にある「ときめき」や「いいこと」をデザインして見せてあげる必要があるわけです。

「めんどくさい」に勝つ感情は、「ときめき」である。

私はそう思っています。具体的にどうするかはまたどこかで書こうと思っています。これを読んでいる企業の方で「このテーマは弊社のガチの課題だ!」という方はぜひご相談ください。お手伝いできると思います。


さて実はここからが本題。「めんどくさい」に勝つ方法は、もうひとつあります。


確率に素直に生きることです。


生きる上での一つの価値観、基準みたいなものでしょうか。

例えば飲食。グルメサイトのスコアや口コミを信じてお店を選ぶことは、満足できる確率の高い方を選んでいることに他なりません。(もちろんそのスコアや口コミが信頼できるものであることが前提です) もしそのお店が交通が不便な場所にあるとします。行くのはちょっとめんどくさい。でもそれでもそのお店に行くことを決める。確率に素直になった結果、「めんどくさい」ことでも行動できる。

あるいは傘を持って行くか行かないか問題。おそらくあなたは降水確率を基準に考えるのではないでしょうか。傘を持って行くのはめんどくさい、煩わしい。でもそれでも傘を持って行く時ありますよね。確率の高い方を選ぶとは、まさにこういうことです。

ビジネスにおいてデータを調べる。定点観測する。PDCAサイクルを回す。めんどくさいですね。でもそんなめんどくさいことができるビジネスパーソンがいます。その人物はもしかしたら、それをやった方が結局さいごは得をすることがわかっているからかもしれません。


「めんどくさい」に勝つのは、確率に素直になったときなのです。


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人の能力なんてほとんど変わらない。私はそう思います。ほんのちょっとの違いが、大きな違いになっているように思えてなりません。その中の一つが、直感的には「めんどくさい」と思えるものを、どれだけ合理的に考え、確率的に捉え、それをやってみることができるかではないでしょうか。

もしよかったら、あなたも確率に素直になって生きてみてはどうでしょう。

降水確率が高ければ必ず傘を持つ。

期待値がマイナスのギャンブルはしない。

信頼できるレビューや評価は素直に信じる。

成功者の言うことは素直に実践してみる。

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長期的には、そう生きる人の方が経済的にも精神的にも豊かになる。少なくとも私はそう信じて生きています。もちろん強制はしませんが。

あなたは、自分の中に芽生える「めんどくさい」という感情にどのように打ち勝っていますか。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
国内でただひとり、ビジネス数学教育家。ビジネスパーソンのための数学教育を提唱し企業人の育成に貢献。研修。講演。授業。面談。ゼミ。作家。講師育成。。。いろいろやっています。


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