「公式」に当てはめないほうがうまくいく理由【ビジネス数学・ニュースレター〜深沢真太郎の視点〜】vol.139

2020年7月11日 10:04

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少人数制なので、ご興味ある方はお早めにコンタクトをお願いしますね。
実はちょっとWEBサイトをリニューアルしカッコよく（？）なりました。

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メイントピック：「公式」に当てはめないほうがうまくいく理由

学生時代の数学。
皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか。
少し質問の仕方を変えます。

「あの授業（勉強）から何を教えてもらったと思いますか？」

実ははっきりこの問いに答えることができる大人は少ないんです。
いまだによくわからないですと。

もちろんその人が悪いわけではありません。
あえて誰かを悪者にしなければならないとしたら、
私の答えは一貫して「教育が悪い」です。

先ほどの問いにそれでも何らか答えてくれる大人もいます。
しかしその内容は残念ながらこのようなものだったりします。

「公式を覚えてそれを使って答えを出せばとりあえず試験は点数が取れることを教えられた」

苦笑。
でも、これは紛れもないこの方の本音であり、ある意味で真実を表現しています。
私ですら、その通りだよなと思う。

数学は本来、公式など覚える必要がない学問です。
原理や構造を理解すれば、公式など知らなくても勝手に問題を解決できてしまう。
それが本来の「数学をする」姿なのです。
そういう意味で、「公式」に当てはめないほうが数学を正しく学べるのです。

ビジネスの世界に話を展開してみましょう。

「やり方を覚えてそれをそのまま遂行すればとりあえず給料はもらえる」と思っている人はとても多い。
これはまさに数学における「公式に当てはめて点数をとる」ことと同義です。
ちょっと寂しいかなぁと思ってしまいます。

「公式」に当てはめることって、思考停止することと同義なんですよね。
だって、考えなくていいわけですから。
繰り返しですが、ちょっと寂しいかなぁと思ってしまいます。

ビジネスでも、おそらく「公式」に当てはめない人のほうがうまくいっているし、
経済的にも、精神的にも、何より人として、豊かになっている気がしてならない。

最近流行の「数学の学び直し」は、大人たちが何を学び直すためのコンテンツなのか。
数学の問題の解き方？
そうじゃないよね。

「公式」を使う人生からの脱却を目指すものではないのかな。

今日も素敵な１日をお過ごしください。

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