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コンサルタントが1人立ちするために必要なスキル

若手コンサルタントを見ていて、1人立ちできるコンサルタントとまだ1人立ちできないコンサルタントで大きな違いを感じることがいくつかあります。
その1つがゴール思考です。

独り立ちできるコンサルタントはゴールを意識しながら仕事ができるのに対し、まだ独り立ちできないコンサルタントはゴールではなく、手段を意識しながら仕事をしてしまっています。

独り立ちできていないコンサルタントは、自分の日々のパフォーマンスを作業ができた、できないで判断しがちです。「今日はXXを終わらせることができたからよかった」とか、「XX分析がうまくいかなかったから今日はパフォーマンスが低かった」などと自分を評価します。

しかし、作業はあくまでゴールを達成するための手段であり、大事なのは手段を行った結果、ゴールを達成できたかどうか、です。しかし、独り立ちできていないコンサルタントはゴールを見失っていることが多く、まさに手段が目的になってしまっているのです。

一方で、独り立ちしているコンサルタント、プロマネから見て、任せられるコンサルタントはゴールを意識しています。「今日はXXを終わらせることができたからよかった」ではなく、「今日はXXを終わらせることができたけど、達成したいゴールは達成できなかった」と評価しますし「XX分析がうまくいかなかったけど、代わりにXXが完了できたので、ゴールは達成することができた」と評価します。

この例のように、作業結果が良くても、ゴールを達成できないこともあるし、作業結果でうまくいかないものがあってもゴールを達成できれば、プロジェクト推進という面ではOKなのです。

それこそ、作業結果とゴール達成できたかどうかは逆になることも多いのです。だからこそ、作業結果ではなく、常にゴールを意識しないと作業としては進んでいても、プロジェクトは全然前に進んでいない、ことも起こり得ます。

コンサルタントとして独り立ちできるようになるために、「ゴールは何か」「何のために今の作業を行なっているのか」を踏まえながら日々の作業にあたるようにクセ付けたいものです。

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