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【シャニマス】シャニマスの楽曲をハイレゾで聴くと凛世の吐息が感じられるという話

どうも。みんな。
今日は外から失礼させていただくよ。
キアヌPだよ。

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今日はシャニマスの楽曲をハイレゾで聴いてみた感想と、
ハイレゾで聴いてみたいけど、ハイレゾってよくわからんなあって人に、
ハイレゾってこんなに素晴らしいよ。
是非ハイレゾ音源のシャニマス曲を買ってね。
でも、ハイレゾって言葉にほいほい騙されちゃいけないよ。
と言ったことを皆さんにお伝えできればと思う。

ハイレゾってなんなん?なんかえっちな響きだよね///

まずは、ハイレゾの基本的な知識について語ります。
ハイレゾとハイレグの違いについて、400文字以上語れる人と、
めんどくせええええええ早く凛世ちゃんの吐息聞かせろやああああ
という人は、
で、で、で、で、ようやくシャニマスのハイレゾ音源についてだけど
まで飛ばしてください。

ハイレゾ前に、まず音って何ってところから話したい。

音って言うのは、空中を伝播する波で、
この波を僕たちが、耳で捉えると音として認識する。
この波って言うのは、
下の図で表せられるように、通常滑らかな曲線になる。

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この辺りは、中学だったか高校の理科で学んでて知ってると思う。

で、僕たちは杜野凛世ちゃんの歌声を
上の波のままダイレクトに聴けているのかというと、
聴けていない。残念ながら。

ンにゃあああああ!!!
じゃあ、この凛世ちゃんの声を出しているのは何なの!?偽物!?
凛世ちゃんは現実に存在しない・・・?

となるかもしれないが安心してくれ、
凛世ちゃんは、現実に存在するし、歌っているのも偽物ではない。
けど、僕たちに聞こえている声は本物の凛世ちゃんの声じゃない。
その声はデジタル凛世ちゃんの声なんだ。

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以下は凛世ちゃんの歌声が僕たちに届くまでである。

①都内某所スタジオのマイクに向かって凛世ちゃんが歌う、
②それをなんかいろいろすごい機械を通して録音する。
③その後PC君が頑張って、僕たちに凛世ちゃんの声に聞こえるような
 音楽ファイルを作ってくれる。
④CDやら、音楽ファイル形式で、楽曲販売されて、僕たち買う。
 PCやらスマフォやらで、スピーカーやらヘッドフォンで聴く。

上の届くまでを説明すると、
まず①の時点では、生凛世ちゃんの歌声である。先ほどの波を都内某所スタジオのマイクくんは聞いている。マイクくんそこ変われ。

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そして②でデジタル凛世ちゃんが誕生する。

なんで、②でデジタル凛世ちゃんが誕生するかというと、
機械君たちというのは基本的に、1か0かという世界で生きているから
である。
1か0かで生きているから何なのか。
例を出すと、
以下のグラフは左が生凛世ちゃんで、
右が機械君が認識している生凛世ちゃんだが、
機械君は右のように滑らかな波をかくついた波としてしか認識できない。

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これは機械君は一定間隔単位でしか音が聞こえないからである。
なんでこうなるかというと、
僕たちが感じている時間というのは連続的に流れていく。
0秒と1秒の間を意識することは無いが、0秒と1秒の間に気絶することなく、僕たちは0秒から0.5秒に、0.5秒から1秒に進んでいく。
対して、機械君は、0秒なら0秒、1秒なら1秒の時しか起きられない。
0.5秒は機械君に存在しないのである。
そのため、0.5秒の音は機械君には聞こえないため、上のようなかくかくした波として、音を認識する。
もっと抽象的にすると、
僕たちは音を連続的に聴くことができる。
機械君は断続的にしか音が聞こえない。
そのため、機械を通した時点で、生の凛世ちゃんはデジタル凛世ちゃんに
変換されてしまうのである。

で、②の時点だと一見このままでも聞けそうな感じがするが、
実はこの時点だと機械君たちにわかるような情報に変換されるため、
このままでは人間には訳の分からない情報となる。
(機械君たちだけが分かる言葉で書かれた文字みたいな感じ)

ここで次の手順③
手順②により、機械君でも分かるようになった音というデータを元に、
なるべく生凛世ちゃんが出した実際の音の波になるように、
人間にも聞こえる音楽ファイルに変換してくれる。
が、まだ普通の人間はこの時点では凛世ちゃんの音だとは認識できない。
(まだ機械君たちだけが分かる言葉で書かれた文字みたいな感じ)

そして最後の手順④
ここで、音楽ファイルを受け取ったPCやらスマフォ達が、機械君たちだけが分かる言葉で書かれた文字を解読し、
人間の耳に音楽ファイルの情報を、スピーカーやらヘッドフォンから音として届けてくれる。
これでようやく都内某所スタジオに響いた凛世ちゃんの歌声が僕たちの耳に届くのである。

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あまりにも退屈な話をごまかすための申し訳凛世ちゃん

ここでようやくハイレゾの話

ここまで読んでくれたみんなは、
僕たちが聞いている音と、機械君たちが認識している音というものに
齟齬があるということが分かったと思う。

で、ハイレゾっていうのは、
この齟齬をできる限り埋めてくれるものなんだ。

どうやって、埋めるのかというと、
先ほどの凛世ちゃんの歌声が僕たちに届くまでをまた、例に説明させていただく。

①都内某所スタジオのマイクに向かって凛世ちゃんが歌う、
②それをなんかいろいろすごい機械を通して録音する。
③その後PC君が頑張って、僕たちに凛世ちゃんの声に聞こえるような
 音楽ファイルを作ってくれる。
④CDやら、音楽ファイル形式で、楽曲販売されて、僕たち買う。
 PCやらスマフォやらで、スピーカーやらヘッドフォンで聴く。

この中で、ハイレゾの場合③の部分が、
CDに焼かれるような普通の音楽ファイルとはグレードが異なることを行う。

CDに焼かれるような音楽ファイル(以下CD音質とする。)
の、クオリティと、ハイレゾのクオリティは以下のとおりである。

CD音質
サンプリング周波数 44.1kHz
量子化ビット数 16bit
1秒間における1chあたりの情報量 705.6Kbps
ハイレゾ(24bitの場合)
サンプリング周波数 96kHz or 192kHz
量子化ビット数 24bit
1秒間における1chあたりの情報量 2,304Kbps or 4,608Kbps
ハイレゾ(32bitの場合)
サンプリング周波数 192kHz or 384kHz
量子化ビット数 32bit
1秒間における1chあたりの情報量 6,144Kbps or 12,288Kbps

各単語を簡単に説明すると、
サンプリング周波数は、この値が大きければ大きいほど、
高い音域まで再現できる
と思ってほしい。
(以下のデジタル凛世ちゃんの縦軸がどこまで高くできるかというもの)

量子化ビット数は、この値が大きければ大きいほど、
より小さく細かい音まで再現できる
と思ってほしい。
(以下のデジタル凛世ちゃんの横軸がどこまで細かくできるかというもの)

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1秒間における1chあたりの情報量は、
以上のサンプリング周波数と、量子化ビット数の掛け合わせであり、
どれだけCDより情報の量が多くなるのかという大体の目安になる。

で、いろいろ情報が出そろったところで、
ハイレゾってどれくらいすごいのかを数値から見ていきます。

1秒間における1chあたりの情報量から、どれくらいすごいのかを見ていきます。

サンプリング周波数96kHzで、量子化ビット数が16bitなら、
CDと比べて3.3倍
サンプリング周波数384kHzで、量子化ビット数が32bitなら、
CDと比べて17.4倍

ヴぉおおおおすげえええええ!!!!
MAXで17.4倍の音質が出せちゃうのおおおお!!!!
すげええええええ!!!!

ということには残念ながらなりません。

これでわかったのは
サンプリング周波数384kHzで、量子化ビット数が32bitなら、
CDと比べてデータ容量が17.4倍

ということです。

ここがハイレゾの落とし穴というか、わざとなのか良く分からないけど、
いろんなメディアがハイレゾの凄さを伝えるときに使う数字です。

あと、細かいところですが、サンプリング周波数には、サンプリング定理というものがあって、サンプリング周波数Maxまでサンプリング(録音)を行うことはできません。(一部例外を除いて)
だから、本当にこの数字には何の意味もありません。

ハイレゾ音源で大事なのは、また、凛世ちゃんの歌声が僕たちに届くまでで説明すると、③の部分ではなくて、それ以外の部分が大事です。

①都内某所スタジオのマイクに向かって凛世ちゃんが歌う、
②それをなんかいろいろすごい機械を通して録音する。
③その後PC君が頑張って、僕たちに凛世ちゃんの声に聞こえるような
 音楽ファイルを作ってくれる。
④CDやら、音楽ファイル形式で、楽曲販売されて、僕たち買う。
 PCやらスマフォやらで、スピーカーやらヘッドフォンで聴く。

凛世ちゃんがどれほどハイレゾな声で歌っても、
マイクがCD音質までしか対応していなかったら、意味ないし、
マイクを通した後の機材がCD音質までしか対応していなかったら、意味ない。
そして、僕たちの再生機材もハイレゾに対応していなければ意味がない。

僕たちの再生機材については、こっちの努力でどうにかできる問題なので、また後日記事を作れればと思います。

問題は、それ以外の部分。

ここが今のハイレゾ商材の問題点だけど、録音環境を明示していないことが多い。
というか明示しているところあるのかな。僕は見たことがない。
で、さっきは若干強めな言葉で機材がCD音質までしか対応してなければ意味ないって書いたけど、
実はCD音質でもハイレゾ音質にアップスケーリングする技術があるため、疑似ハイレゾ音質にすることはできる。
それってどうなんって感じだけど。

だから、ハイレゾ音源って言うのは、聴くまで本当にハイレゾ音質になっているかが分からない。

ここまで書いたんですが、実は僕は商業高校卒なので、高校ではほとんど物理をやったことないです。
大学は情報工学の科に進んだので、単位を取れるくらいには音とデジタルについて理解しましたが。
なので、なるべく間違いが無いようにいろいろ調べて書きましたが、あまり信用しないでください。ふーんそんなもんかくらいで。

で、で、で、で、ようやくシャニマスのハイレゾ音源についてだけど

シャニマスのハイレゾ音源って
ハイレゾ音質なのかということを調べました。
そのためにCD音質と聞き比べします。

聴き比べをするために用意したのは、

dye the sky(96kHz/32bit) e-onkyo music
dye the sky(44.1kHz/16bit) Itunes

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よりみちサンセット (96kHz/32bit) e-onkyo music
よりみちサンセット (44.1kHz/16bit) Itunes

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なんでこの二曲なのかというと、まあ好きだからかな…
っていうのと、比較的に落ち着いた曲なので、比べやすい。

使った機材は以下
両方とも1年くらい前に買いました。

再生ソフトはみんな大好きfoobar2003

本当はそれぞれの曲について、細かく、
ここはとってもハイレゾ、ここはあんまり良く分からない
とか書こうとしたけど、ずっと聞いてたら頭おかしくなってきて、
わけ分かんなくなったんで全体的な感想書きます。

まずね。ハイレゾでよく言われていることだけど、音の広がりはとても感じる。
CD音質だと2次元的な音なんだけど、ハイレゾは3次元に感じる。
ヘッドフォンの奥に部屋が続いていく感じ。

dye the skyのサビとかは特にその広がりを感じさせるようなところだから、ハイレゾで聴くとかなり感動する。

あとはハイレゾは聞いても聞いても疲れない。
なんでなんだろうか。ノイズが少なくなってるのかな。

あとは、全員で歌う部分が、CD音質だと混ざりまくって、これみんな歌ってる?特徴的な声しか聞こえないな。
っていうことが結構あるんだけど、
ハイレゾよりみちサンセットは完全に聞き分けられる。
dye the sky だと流石に人多すぎて分からんけど、シャニマス聴きこみまくってる人はもしかしたら担当を聞き分けられるくらいには音が分離できていると思う。全部じゃなくて、グループ別で歌うところね。

結論を言うと、ハイレゾシャニマスは、ハイレゾでした。
でもこれが、アップスケーリングなのかどうかが分かるまでの耳が僕には無いので、疑似ハイレゾなのか本物ハイレゾなのかはわかりません。

今回の中止されたライブの代わりとまではいかないけど、機材用意して聞いてもいいくらいのクオリティだとは思う。
凛世ちゃんのハイレゾ吐息が聞こえるし。

大体僕が紹介した上の機材くらいの値段がハイレゾ入門価格だから、これくらいぽんと出せるならぜひ用意して聴いてみてほしい。

僕のは本当にハイレゾスターターキットみたいなもんだから、
本気を出すならDACもヘッドフォンもそれぞれ10万以上は出した方がいいと思う。
今の時期だとオーディオショップとか行きづらいけど、
落ち着いたら是非店に足を運んで聞き比べをしてみてほしい。
本当に5万くらいを境に完全に世界が変わる。


以下は凛世ちゃんの出会いコミュを研究したレポートになります。
卒研で参考文献として使いたい人は連絡してください。


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