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【悩める大人にこそ読んで欲しい絵本】44冊目「ぼちぼちいこか」

こんにちは。ぶさパパです。

こどもと読みたい絵本、本日紹介するのは、「ぼちぼちいこか」です!

このnoteでは、僕と息子たちの絵本ライフをゆるーく毎日書いています。

昨日の1冊はこちら!↓


絵本との出会い

図書館で長男(5歳)が持ってきた絵本。

「これ読んで!」と長男に言われ、子供に読み聞かせながらも内容が自分に刺さりすぎて涙が出そうになりました。

早速読み聞かせをしていきます!


読み聞かせの感想

主人公のカバさんはやりたい仕事が沢山あります!

しかし中々やりたい仕事が上手くいきません。

最初は消防士さんに挑戦しますが・・・

なれへんかったわ。

からだが重たくて階段が壊れてしまいました。笑

元々は海外の絵本ですが、訳者さんが関西弁で訳しているのが良いですよね。

カバさんに親近感が沸いて応援したくなります。

パイロットに挑戦しますが・・・

からだが重くて飛行機が真っ二つに折れてしまいました。

ピアニストにも挑戦!

でもパワーがありすぎてピアノがこわれちゃいます・・・。

今度こそ!
バスの運転手にも挑戦しますが・・・

バスは傾いてしまいます。

息子は独特な関西弁とカバさんの失敗が相まってクスクス笑っています。

さいごは宇宙飛行士に挑戦!

しかしイスだけ残って、ロケットは飛んでっちゃいました・・・。

「どうしたらええんやろ。」

カバさんは次の進路に悩みます。

「そや。ええことおもいつくまで
ここらでちょっとひとやすみ。」

ま、ぼちぼちいこかということや。

マイペースなカバさんは一度ひとやすみをすることに決めてお話はおしまいです。

ハンモックもからだか重たくて地面についちゃってますが休めるのかな?笑


読み聞かせを終えて

ユニークな関西弁の文章と可愛いカバさんのイラストがこどもは大好きですね!

こどもはケラケラ笑っていました!

しかし、ぶさパパはなんだか心にグサッと刺さるもんがありまして、ちょっと涙が出ちゃいました。笑

実はぶさパパ、鬱症状で会社を休職して期間満了で会社を退職したことがあったんです。

色んなことに挑戦して、失敗しても何度でもやりたい仕事に挑戦するカバさんの姿にバリバリ仕事をしていたときの自分を重ねてしまいました。笑

そして挑戦を一段落したカバさんの最後のセリフ、

そや。ええことおもいつくまで
ここらでちょっとひとやすみ。
ま、ぼちぼちいこかということや

というセリフに仕事に疲れて休んでしまった自分を勇気づけてくれる言葉に感じて、感動しちゃいました。

本作の訳者さんのあとがきにも素敵な文章が書かれていました。

とにかくせちがらく、あわただしい世に、
じっくりと自分をみつめ、
ぼちぼちと自分について考えることも、
大切ではないでしょうか。

自分も社会のペースに流されて、マイペースに泳げなかったことで体を壊してしまいました。

まるで本作のカバさんのように、マイペースに自分の人生を進みながら、ちょっと疲れたら一休みする。

ぼちぼちいこかの精神でみんなが生きられたらもっと生きやすい世界になるのかなあって思います。

どれだけ失敗してもやりたい仕事をマイペースに挑戦して、疲れたらマイペースに休む。
絵本を通してこどもには未来に向けたアドバイスを、大人には今への教訓として!

沢山の人に読んでもらいたい作品だなあって思います。

ちなみに私はいまは新しい職場でマイペースに働いています!

家族との時間も増えて、毎日noteを書いて、素敵な絵本に出会えるいまの環境に感謝してます。

ぼちぼちいきましょう!

ではまた!

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