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【子供と"幸せ"について考えられる絵本】 13冊目「あめおじさん」

こんにちは。

こどもと読みたい絵本、前回に続き本日紹介するのは、「あめおじさん」です。

この記事は、
・僕がこの絵本に出会った理由
・実際に僕が息子に絵本の読み聞かせをした感想
・紹介する絵本が子供に与える影響
上記3点をゆるーく書いています。

最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 (。。)/GO

前回の1冊はこちら↓
【1歳の息子が大好きな絵本】
12冊目 「ぽんちんぱん」


絵本との出会い

週に数回の家族での図書館来訪。

長男ちゃん(5歳)が自分で決めてきた1冊がこちら。

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「なんでこの本を選んだの?」と長男ちゃんに聞くと、「おじさんって面白そうだったから!」とのこと。

表紙から子供ごごろを掴むってすごいなあと感心しながらも、名著の予感にワクワクしながら早速読み聞かせへレッツゴー!

読み聞かせの感想

あめおじさんはお家の外にでると雨が降ってしまう特異体質のおじさんです。

子供たちがお外で楽しく遊んでいるなか、あめおじさんがお外に出ると、

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あめが降ります。笑

設定が面白いですよね。長男ちゃんもこのページで笑っています。

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そんなあめおじさんのもとに、町の子供達から相談が入ります。

「明日が遠足だから、明日1日はあめおじさんは外に出てもらえないかなあ?明後日なら外に出てもいいからさ!」という相談です。

なかなかひどい相談ですが、あめおじさんにとってこんな相談は日常茶飯事なのか「ほーいほーい」的な余裕な感じで相談を承諾します。

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もちろん翌日はあめが降らず、子供達は遠足を楽しみました。

子供達は「おじさんありがとー!」と言っています。

この絵本は同様の流れで、町の人々が入れ替わり立ち替わりであめおじさんに翌日は自分の大切な用事があるからお外に出ないでーと相談があり、おじさんは毎日お外に出られないというお話です。

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👆上のページではお隣の奥様がお洗濯のためにお外に出ないでよーというシーンです。

奥様もおじさんへ「ありがとうー!」と言っています。

おじさんは毎回「ほいほーい」とお返事します。

ウチの長男ちゃんは「なんか町の人はわがままだなあ」とおじさんに同情しているようでした。

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途中からはファンタジーなお客様もいらっしゃいます。

七夕のひこぼしがおりひめと会いたいので、明日の七夕はおじさんはお外に出ないでとのご相談。

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町の人々からのご相談内容は妙にリアルで、なんとなく人の嫌な部分を表現しているような、「おじさんも嫌がっているわけじゃないんだから、別にいいでしょ?」と言わんばかりの雰囲気がなんとなく嫌な気持ちになりました。

でもこういうファンタジーっぽいお話が入るだけでお話が読みやすくなるところが絵本の良いところですよね。

長男ちゃんとは「このおじさんきっといいことあるよね」とお話ししています。

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そんなおじさんのところに一人の女の子からご相談があります。

どうやらお母さんから新しい傘と長靴を買ってもらって、お出かけしたいから明日1日はお外で出て欲しいんだとのご相談です。

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お気に入りの雨グッズに身を包んで、お母さんと一緒にお外に出られた女の子は「おじさんありがとー!」ととても嬉しそうでした。

「おじさん嬉しそうで良かったね」と長男ちゃん。

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女の子も嬉しかったけど、一番嬉しかったのはおじさんでした。

という一文で絵本はおしまいです。

読み聞かせを終えて

人の幸せについてとっても考えさせられる本だなあと感じました。

いろんな子供がこの絵本を読んで感想文を書くと、いろんな解釈が出てきて面白そうだなあと感じましたね。

ちなみにウチの長男ちゃんは、「お外に出られない日が続いたから、お外にでられたのはおじさん凄く嬉しかったんだろうねー」と淡々と感想をまとめていました。笑

昔話とか童話的でとても面白い絵本でした!

家族みんなで読んで、読み終わった後にみんなで感想をお話しし合える絵本って素敵ですよね。

学生時代の入学式と卒業式は毎回雨だったリアルあめおじさんなぶさパパでした!

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