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【隣の芝の隣の隣も青いもんだ。】54冊目「とんでもない」

こんにちは。ぶさパパです。

こどもと読みたい絵本、本日のタイトルは「とんでもない」です。


手に取りやすい表紙ってあるよね。

絵本もレコードとかと一緒で、ジャケ買いってありますよね。

書店で表紙を並べられちゃうと内容を抜きにして好みのイラストで選んじゃいます。

ジャケ買いした本が良作だとなんともいえない得した感じがします。

今回はそんなジャケ買いから。

早速読みきかせをしていきましょう!


隣の芝は青く見えるってお隣さんもおんなじ気持ち。

とある男の子がものおもいにふけていました。

男の子には自分にしかなかったり、自分にしかできないことなんてひとつもない事に悩んでます。

大好きな動物のサイに憧れを抱きます。

さいはいいなあ。
よろいのようなりっぱなかわがかっこいい。
あーあ、うらやましい。

とんでもない!

サイからしたらよろいのような皮は重くてしょうがないらしいです。

自分を守るためによろいがあるのか、
よろいを守るために自分がいるのかわからなくなるとのこと。

サイからしたらぴょんぴょんとびまわるウサギさんのほうがうらやましい。

とんでもない!

うさぎからしたらぴょんぴょん飛びすぎて大変。

びっくりしたときは勢いあまって川に落ちちゃうんですって。

ウサギさんからしたらだれよりも大きくて優雅に海を泳ぐクジラさんのほうがうらやましい。

とんでもない!

クジラさんからしたら海の中には自分のからだと大きさをくらべるものなんてなにもないから、自分が大きいなんて感じることはないんです。

泳いでいるのか、止まっているのかさえわからないんだって。

みんな自分以外の人のうらやましいところが見えるけど、当人には他人にはわからない悩みがあるんですね。

息子も「みーんな他人がわからないところで悩んでいるんだねー。」と名言残してます。笑

みんな大好きなライオンさんはいいですよね。

百獣の王なんて言われてるんだから、悩みなんてないよね。

とんでもない!

メスの奥さんは言います。

ライオンの世界では、狩りにいくのも子育てするのも全部メスのお仕事。

オスはなーんにもしないで寝てばっかりなんだって。笑

なんだかパパは心が痛いです。汗

ライオンの世界も人の世界と一緒で奥さんが立派なんですね。

ライオンさんからしたら、人間のこどもみたいに本でも読んでごろごろしてるほうがいいみたいです。

とんでもない!

人間のこどもだっていろいろ大変だよね。

はやく寝なきゃママにしかられちゃいます。

うちの息子も「たしかに。」と頷いています。笑



じぶんにないものはよくみえるけど、
あったらあったでいろいろたいへん

みんなが住む町を遠目に物語はおしまいです。


読み聞かせを終えて

パパはママと結婚してていいなあ。

パパは保育園に行かなくてもいいからいいなあ。

パパは自由につかえるお金があっていいなあ。

息子はパパにうらやましいところがあるみたいです!

とんでもない!

ですよね。笑

大人からしたら子供がうらやましくてしょうがないですよ、、、。

みんなうらやましいところがあれば、苦労してる一面もある。

道徳的なことを子どもにも大人にも教えてくれる絵本です。

ガッキーと結婚できたのうらやましいなあ。

源さんには「とんでもない!」とは言われたくないなあと思うぶさパパでした!

ではまた!

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