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減らす難しさ

現在、首相が「増税メガネ」などと揶揄されていますが

なぜ、減らす方に舵取りをしないと思いますか?

抽象的に考えてみると
増やすことは簡単で
減らすことにはセンスがいるのです

それが減らす行為をセンスがない人ができない理由なのです

増やす時・減らす時

増やす減らす行為は
人やお金、モノに対して行います

増やす時は
何かに注目すれば、増やせます

企業の新規事業などが正にそれで
技術や新たな製品に注目して、増やします


一方で、減らす時は
全体を把握して減らさなければなりません

断捨離するとき
自分が持っているものを必要か不必要か分けようとしたら
それは自分の持っているもの全てに対して行いますよね?

この全てを把握するのが1番労力を要しますし

何がいるモノで、何がいらないモノなのか
これを判断するのに、センスが必要なのです

減らす行為は、彫刻を彫るようなもので
どのような形にするか
どのように彫ればよいか
そういうセンスが必要なのです


断捨離の話に戻ると、整理整頓を使えばいいと思うかもしれませんが、それは自分で判断してはいません
その整理整頓術は誰か減らすセンスのある人が考案したものですから

しかし、センスがない人を助けるのは、技術です。
技術があればセンスがなくても減らすことができます

しかし、残念なことに
減らす行為を行わないと技術は生まれてきません
技術を生み出すには試行回数が不可欠
最初から木彫りの彫刻を完璧に掘り出せる人はいません

これが減らすことをできないもうひとつの要因です

最後に

今の減らせない現状は
センスのない人が行おうとしていることが原因か
減らす行為を行なってこなかったことが原因か
いずれにせよ
現状を直ぐに打破するのは難しく思えます

減らすことが常習化してなければ
減らすことは
天才的な人間に期待する他ありません

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