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お酒の失敗 初級編

「酔っ払った時の話よ、上司に激安の居酒屋に連れて行ってもらって、彼がだし巻き卵を頼んだの。200円台の。口にしたとたん、店員さんを呼びつけてね、これはきちんとした出汁を使ってないってクレームを言ったの。もうね、恥ずかしい。すごくいい出汁を使って200円台でだし巻き卵出すわけないじゃない。ムカっときてね、いかにあなたがケチくさい人間かを説教したわ。」

「エモーい」
「確かにエモいわ、あいつの人生観。それに私も。だってお酒の席に上司と着くていうことは、私のいかれっぷりの公開と同意義と言ってもいい。
でもみんなの前ではキツくダメ出しするわけではない。あとでそっとダメ出し。それでも飲みに誘ってもらえるんだから、そのダメ出しは需要があるのかもしれない。もしくはあんな毒吐かれたってみんなで後でキャーキャー言いながら楽しんでるのかもしれない。正確なところはわからないわ」

「エモーい」
「お酒の失敗の話だったわね。きついお酒を飲んでゴミ箱に頭を突っ込んだまま寝たこともあるわ。え?大したことないって?ハードル高いわね。良く考えてみて、自分で言うのもアレだけど、私ちょっと見た目インパクトあるわよね?もしあなたが初めて東京に来た受験生で、ゴミ箱に顔突っ込んで気を失ってる私をみたら?うわっ、すげぇって思うわよね?」

「エモーい」
「じゃあ、こんなのはどう?私は自分の部屋以外の一つの場所にジッとしてるのが苦手、飲み会の場合もそう。気づいたら違うテーブルで飲み始める。
そんなある日の飲み屋、違うテーブルで楽しんでいたら会社の人がいない、お店の人にあの人達はって聞いたらとっくに帰ったわよって。仕方なくその他所のグループのテーブルで飲み直しよ。その中の若めの中間管理職的な人が私に人生相談をもちかけてきた。たぶんうまく自分の考えを伝えられないタイプ。でもそこで、みんながいる前で自分の悩みを打ち明けたってことはすごいことよ。クヨクヨする彼を膝枕してあげて、頭を撫でてあげた。なぜかって?彼がそれを望んでいたから。恐ろしい光景よ、彼は一部では上司でもあるわけで、部下でもある。そしたらそれを僕もやってほしいって人が2人くらい出てきた。」

「エモーい」
「あまり失敗じゃないんじゃないかって?失敗よ、彼らにとっては。黒歴史よ。結婚式とかのスピーチで、きっと私の話出てくるわ。黒歴史よ。」

「エモーい」
「たいしたことないって?当たり前よ、酒の失敗って本人が覚えてないものよ。ひどいものは後日聞かされるものなのよ。だから文章化できない。」

「エモーい」



さてさて、楽しみな企画と出会いましたよ!
↓↓↓

お酒の入った状態で文章を書いて訂正なし、読み返しなしのガチな企画。
迷わず参戦表明をしました。

幸か不幸か当日はお酒を飲みに行く予定がはいりましたよ。


話は変わる!あとちょっとだ、ついてこい!


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またまたnoteからお知らせが来た。【応募記事のうち先週もっとも多くスキされた記事の1つです!】という言葉がさんさんと輝く。本当なんだろうか?自慢ではないが【スナック・クリオネ】はかなりマイナーなアカウント、PV数もだいたい一記事100〜150、これは本当なんだろうか?


パパパパッパッパー

クリオネはレベルが上がった

承認要求 を覚えた


現在の装備

職業:不定
性格:前向き
武器:酔うと他人の腰から奪いとったベルトを鞭がわりに振るう
盾:上司は盾がわり
頭:ロングボブ
体:大仁田の革ジャン
アクセサリー:Aカップ

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