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強いとはなんぞや

先日のこと、いつものごとく話しかけられる。
これは私のいいところでもあり、悪いところにもなる。
極めて話しかけやすい。
道を尋ねられる一般人ランキングならおそらく世界屈指だと思うし、いきなり受ける人生相談の数もおそらく結構な数だ。
どんなことであれ話しかけてもらって構わないのだけれど、一部の動機は、こいつ変わってるぞって好奇心。好奇心。恐ろしき好奇心。

好奇心を満たすために、そうです、自分の好奇心を満たすためだけに存在する言葉たちの雨あられ、私は今更そんなことではなんとも思わないけれど、私にも弱っている時もあるわけで、いつでもなんでも平気ってわけではない。表面的には平気だけれど。

挙げ句の果てに、あなたは強いですねと褒めていただいた。
なんだろう、強さって。

道に力士がいて、力士をあなたがぶん殴るとする。
もちろん力士にとっては痛くもかゆくもないだろうけれど、それは力士が日々鍛えてきたからで、あなたから発せられる暴力は暴力だ。
道であなたがそこら辺の人をぶん殴る、当然痛いです。一般の人は殴られても痛くもなんともないくらい鍛えてないです。当然あなたの暴力は暴力だ。
相手が朝青龍だろうと一般の人だろうと、あなたが与えた暴力の力学的数量は同じだ。
痛がらないからって殴っていいなんてことはない。力士なら大丈夫だろうって、棒で殴っていいなんてことは絶対ない。

同じこと。
私は何を言われても傷つかないように生きてきた。
極力傷つかないようにするために、投げかけられた言葉を違う角度や背景やらに移すことによって、威力を分散させてきた。
結果、知らない人から変なことを聞かれても傷つかないようになった。
傷つかないようになっただけなんだ。
傷ついているけど、傷つかないように考えられることができるだけなんだ。

強いですねって、そりゃ強いよ、強くならなきゃいけなかったんだ、あなたみたいな人が絡んでくるから。

というストレスを受けてこの数日弱っていた。
もともと弱っていた状態だったので、少し感情的な数日だった。
でも単純なところのある私はすぐに復調できた。
そして思う、くだらないことを言われないように生きようって。

自信を持って生きれるように、私は変わる。
深呼吸するためには深く息をはかなきゃいけない。
今はその状態、深く息をはく
新鮮な空気をいっぱい吸うために

本日も【スナック・クリオネ】にお越しいただいき、ありがとうございます。 席料、乾き物、氷、水道水、全て有料でございます(うふふッ) またのご来店、お待ちしております。