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全17品!「木と季」の自家製調味料を用いたこだわりのヴィーガンランチ@神奈川県鎌倉市

通り沿いからは見えず、一度は通り過ぎてしまうであろう細い路地を入り、現れる階段の右側をのぼると「木と季」(きととき)にたどり着く。

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和を感じる提灯に迎えられ、靴を脱いだ方がいいかと思うくらいに家庭的な店内は、木の温もりに包まれていた。

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ランチは、2000円の「木と季膳」のみ。2日前までの予約必須で、電話やLINEなどで予約できる。オプションで、味噌作り体験なども用意されている。

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事前に画像は見ていたものの、いざ目の前に運ばれてくるとその品数に圧倒される。12の小鉢が乗っかっているおぼんは、今までに見たことがない。

食べる前に、簡単ながらもこだわりが詰まりに詰まった説明をしてくれた。(記憶が頼りなので間違っていたらごめんなさい)

サラダ
自家栽培の、無農薬無肥料で育てた野菜中心。砕かれたカカオニブ・アーモンド・カシューナッツなどが混ぜられたデュカがトッピングされており、カリカリ食感が楽しい。これのほんのり塩気と、オーガニックオリーブオイルを絡めていただく。
高野豆腐の唐揚げと豆腐の一口カツ
揚げ油は無農薬の菜の花から抽出したもので、パン粉も片栗粉も小麦粉もオーガニックのもの。そこまでこだわるか! っていう究極の揚げ物だった。豆腐は杏仁豆腐のようになめらかでとろけて、豆乳クリームもさっぱりしておいしい。
大根もち
柔らかな大根もちに、自家製のフルーティなソースがかけられている。大根のほろにがさも、嫌じゃない。
ゆず大根と甘酢醤油の漬物
甘みはつけてあるけれど、血糖値が上がりにくいアガベシロップを使っているとのこと。とことん身体のことを考えてくれていて嬉しい。
かぼちゃの含め煮
このおいしさは忘れられない。椎茸と昆布だしと言っていたけれど、出汁の主張は強くなく、かぼちゃの甘さがぐんと引き立っていた。かぼちゃ半玉分くらい、ひとりで食べられそうなくらい素朴でおいしい。
春菊の麦糀和え
ちょっぴりごま油がきかせてあって、糀の旨みを感じられるシンプルな一品。
沖縄天然もずく
自家製梅干しの梅酢で味付けしてあり、キュッと引き締まる酸っぱさ。クエン酸で疲れ防止になるみたい。太めのもずくは、シャキシャキっとした食感が楽しい。
菊芋きんぴら
食べるインスリンとも言われる菊芋。ごまやごま油も国産の天然のものが使われている。
大豆とさつまいものカレー
オーガニックのカレースパイスを自家調合していて、ピリ辛。大豆もさつまいももほくほくと甘い。
黒豆煮
在来種の黒豆を黒糖のみで炊いていて、艶やかな皮に見た目からそそられる。箸休め感覚でどうぞ、とのこと、甘さ控えめで黒豆そのもののおいしさに触れられた。
ミートソース
大豆の擬似肉を、トマトソースで味付け。夏にたくさん採れるトマトをしぼり、そこに糀を入れて作ったトマト糀が旨みの素。
黒きくらげ
食べる漢方、黒きくらげを甘酢醤油で炒めたもの。さっぱりコキコキ食感が快感。
酵素ドリンク(左上)
自家製甘酒と甘夏の発酵ジュースをブレンドしたもの。Wの発酵が融合しているなんて、夢の共演。

玄米は柔らかめだけれど、一粒一粒がしっかりしていてベタつかず、かみごたえがある。

味噌汁は、一口飲んでナニコレ!?と驚いた。大豆の煮汁と豆乳入りで、とってもまろやか。味噌汁というよりは、まるで大豆ポタージュのよう。朝昼晩、これとお米で一汁一菜でも十分なくらい。

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食後には、コーヒーorハーブティデザートまでついている。
ハーブティは時期によって違うらしく、2月後半は冷え性とかデトックスに効果があるやつだった。ピリリと辛い生姜に、体はぽかぽか。ターメリックも効かせてあるらしい。

デザートは、甘くない豆乳プリンのようなものに、黒蜜ときな粉がけ。この黒蜜が、木と季膳の中で一番甘みがあった。でも、決して甘ったるくはない。きな粉もなんだか香ばしかったな。

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食べるたび、おいしさが上塗りされていった。
こんなにたくさんの種類を、すべてこだわりの調味料で、栄養バランスを考えて作ってくださるのは、本当にありがたい。
料理や糀調味料などについて質問すればなんでも教えてくださるし、日常に役立つプチ講座付きのランチだった。

野菜のもつエネルギー、発酵のエネルギー、すてきなオーナーさんのエネルギー……いろんなエネルギーをいただくことができて幸せ。

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ごちそうさまでした。

木と季
・〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷4丁目3−21−5
・11:00〜15:30
・定休日 日・祝
HP
・駐車場なし

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