野党論

政治には野党と与党がある。
政権から溢れた党や議員は野党と呼ばれる。

野党といえばどの様なイメージをお持ちだろうか。

批判ばかり。
揚げ足取り。
我々が民意と常に訴えている。

特定の政党を支持しない無党派層の方には、正直、野党に対して良いイメージはないかもしれない。

とは言え与党に関しても支持しないから無党派層である訳で、その時の政権のミス(失言、失策、不祥事…etc.)により、野党が押せば一定数が野党に入り躍進する党や候補者が当選者を出したりする。

ソレを政界では【風が吹く】というが、なかなか面白い表現だ。

それはさておき、先程書いた様な【反対ばかりの野党】という存在に私は近年、変化を感じている。

勿論、野党が反対ばかりで全ての案に対して反対などしておらず、大多数には賛成している中でメディア的に面白い部分が情報が流されているという事実も把握しているが、それでも批判のパワーバランスが大きいのは事実であった。

それに対して政権を批判するのでは無く、与党案に対して自らの党の代案を持って持論を展開するコトに対して時間を昨割合が多い党が出てきた。

よく政治に興味がある人は【ゆ党】という言葉を聞いたコトはないだろうか。

つまり、野(や)党にも関わらず与(よ)党案にも近いので、【や】と【よ】の間の【ゆ党】だという言葉遊びみたいなもんだ。

元来の野党からすれば、鼻につくだろうが、それはそれでありだと私は思う。

先の衆議院議員総選挙においては様々な予想が出ていた中、確実に負けると言われていた党。
具体的に名前を挙げれば国民民主党が躍進した。

選挙当初は日本維新の会の大躍進ばかりが注目されたが、最近は国会質問や予算委員会、憲法審査会などでの発言がメディアでとりあげられ、「対決より解決」の姿勢に僅かではあるが注目が集まってきた。

維新の会、国民民主党。
党自体の色は違えど、自分たちの案を用いて自力でやるしかないという気概を感じさせてくれる点では共通している。

野党と言われる存在に一石投じる存在となり注目している。

個人的なことを言えば私は国民民主党を支持したい。
維新の会の喧嘩腰の姿勢は少し苦手だ(維新の会支持者の方、ごめんなさい)。

次の参議院選挙は楽しみにしている。
特に注目しているのは現在、野党第一党である立憲民主党はどちらに舵を切るのか。

連合は共産党と手を切った人だけ応援すると言っている。
しかしながら、各地で野党共闘で力を付けてきたところもあり、1度結んだ手は簡単には離せないだろう。

どちらを選択するか。
誰と組むか。
また、バラバラになるのか。

野党の動きに注目だ。
既成の野党か新たなる野党か、やはり与党か。

ほいたら、また。

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