私の日常。｜pipa

トロントに戻ってきた。実感はあまりない。というのが、どこに行くにも、お決まりの感覚のようで。実感は湧かずとも、感動しまくった、この10日程のトロントの日常をお伝えしようと思う。

日本、トロント、どこに居ても、相変わらず光を見つけては、捕まえている。本当に光が好きなんだなと、改めて思った。トロントに戻ってきて捕まえる頻度も増えた。真剣なのだけど、飽きることの無い一人遊びを見つけような感覚。

10日間程のカメラロールを遡ると、抽象的な写真ばかり。歩いていてシャッターを沢山切るのだけれど、被写体の概念を壊すような撮り方にはまっている気がする。（物体に限る）

日常をお伝えしようと思っていたのだけど、日常に溢れまくっている光に感動して掬いまくっているうちは、私独自の日常のお伝えになりそう。笑

何気ない瞬間に、とてつもなく儚く美しい瞬間が、幾度と顔を出していて、胸がはちきれそうになったり、ときめく。そんな感情はトロントに来てから初めて出会った。人によってときめく瞬間は違うから、私は追いかけたいし、それぞれ皆追いかけてほしいなと思う。

食べかけのチェリーパイをもエモく撮れるなんて、面白い瞬間いっぱい隠れているよなあと感動した。

今回のトロントの滞在は、一時帰国した日本の生活より、もっと一瞬だと思う。けれどその時よりも大きな挑戦をすべき時だと思っている。どんな瞬間を描き続けていくのか自分も楽しみながら歩みたい。

最後はこの10日の中で一番感動した朝日とともに。ようこそ12月、今年最後の１ヶ月が始まる。だからと言ってやるべき事は変わらないのだけど、当たり前のように行き交っている小さな瞬間を大切にしながら、努力し続けたい。