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kenkenp11
勝手に読む【140字小説】
本棚にあった古びた本を読んでいた。
それは印刷ではなく、手書きだった。
8月7日
今日は彼とお出かけ。
彼と一緒なら何でも楽しい。
8月15日
夏祭り。
人気のない場所で彼と……。
「あー! 私の日記!」
娘は大慌てで、私から本を奪った。
「読んだ?」
「彼って誰だ?」
「……」
冷ややかな目で睨まれた。
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本棚にあった古びた本を読んでいた。
それは印刷ではなく、手書きだった。
8月7日
今日は彼とお出かけ。
彼と一緒なら何でも楽しい。
8月15日
夏祭り。
人気のない場所で彼と……。
「あー! 私の日記!」
娘は大慌てで、私から本を奪った。
「読んだ?」
「彼って誰だ?」
「……」
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