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お寺向けに災害支援研修会 浄土宗

 東日本大震災の十三回忌を前に、浄土宗大本山増上寺(小澤憲珠法主、東京都港区)で2月20日と26日、浄土宗教師を対象にした研修会「お寺でもできる災害支援」が行われた。阿弥陀寺(福島県いわき市)の馬目一浩副住職と、訪問傾聴サロン「浜〇かふぇ」が主催。災害発生時に寺院は何をすべきか、平時に地域や寺院同士のネットワークをどう作るか―。災害福祉支援アドバイザーの園崎秀治氏と、宗教施設の防災拠点化に詳しい大阪大学大学院の稲場圭信教授(宗教社会学)を講師に招き、両日で40人が参加した。(山根陽一)

平時から活動を―園崎氏

 園崎氏は、全国社会福祉協議会で27年間勤務した経験を生かし、各地の自治体や社会福祉協議会で災害に備えた支援体制の構築や災害ボランティアセンターの運営支援を行っている。今回は「災害ボランティア活動の基本を知り、支援者としての大切な点を学ぶ」と題して20日に講演した。

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