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社会活動で世界明るく

※文化時報2022年4月15日号の掲載記事です。写真は仏前結婚式を挙げるカップルのイメージ写真(最明寺提供)

 同性カップルの仏前結婚式、自閉症などの発達障害のある人への支援、乳がん検診の啓発―。天台宗最明寺(埼玉県川越市)の千田明寛(せんだ・みょうかん)副住職(34)は、自坊でさまざまな社会活動を矢継ぎ早に展開している。寺院名の通り、世界を「最も明るく」照らす寺でありたいと願うからだ。インドに滞在した経験から、「社会活動こそ僧侶が本来なすべき仕事」と考えるようになったと話す。(山根陽一)

 千田亮澄(りょうちょう)住職(67)の長男として生まれた千田副住職は、10歳で得度。「社会はどうあるべきか知りたくて」と、大学こそ仏教とは関係のない法学部国際政治学科に進んだが、卒業後の25歳の時、僧侶として生きると決めた。

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