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新型コロナショックを通して再確認したBOND-BBT MBAのコミュニティの力

Vol.9 執筆者|Yuka Osako(2020年6月6日記)

皆様、こんにちは。BOND-BBT MBA 47期生の大迫由佳と申します。
48期生の山田洋平さんから「リレーエッセイ」バトンを受け取りました。

BOND-BBT MBAには2016年9月に入学し、1年9か月の在学期間を経て、2019年6月卒業に卒業しました。現在仕事の関係でイギリスのロンドンに住んでいます。

新型コロナに関するイギリスの現状

本題に入る前に、新型コロナ関するイギリスの現状をご紹介します。イギリスの政府の発表によると、2020年6月5日時点の累計感染者数は28万人です。死亡者も残念ながら4万人を超え、アメリカに次ぐ世界第2位の数値となりました。感染者数、死亡者数ともにピーク時と比較して減少傾向にありますが、まだ注意が必要な状況です。

イギリスでは感染拡大を受けて、3月23日からいわゆる「ロックダウン」と呼ばれる外出制限が行われていいます。現時点でもスーパー、銀行、薬局等以外の小売店(non-essential shops)はほぼ閉店しています。外出制限について、ピーク時には1日1回のエクササイズと生活必需品の買い出し以外の外出は認められていませんでしたが、感染者数の減少に伴い現在では少し緩和されて、エクササイズのための外出の回数制限なくなりました。同居以外の家族や友人2名以上と会うことも以前は禁止されていましたが、現在ロンドンでは屋外に限り6名までと会うことができるようになりました。この場合もSocial distance (社会的距離)として、他の人との距離を2メートル以上開けることが求められています。一日でも早い収束を願っています。

自己紹介

前置きが長くなりましたが、改めて自己紹介です。薬学部を卒業後、CRO(開発業務受託機関)を経て、2006年に製薬会社のグラクソ・スミスクライン(GSK)の日本法人に入社しました。

開発本部に配属後、臨床開発業務の内勤、臨床試験のStudy Leader等の業務を経て、2014年より新薬開発プロジェクトをプロジェクトマネージャーとして担当しています。BOND-BBT MBA在学中の2018年1月よりイギリスの研究開発拠点に異動し、グローバル開発のプロジェクトマネージャーとして勤務しています。

GSKは主要な研究・開発拠点がイギリスとアメリカにあり、創薬から発売までの医薬品のグローバル開発およびマーケティング戦略を立てています。グローバル製品に開発の早期段階から携わり、患者さんに新薬を届けるために日々努力しています。

BOND-BBT MBAを選んだきっかけ

MBAでの学びについて興味を持った最初のきっかけは、研修の一環として他校にてクリティカル・シンキング、人材マネジメント等、社会人向けの夜間開講MBAコースを単科受講したことです。

クラスメイトの社会人の皆さんが仕事の後に学校に来て、生き生きとして新たな知識を学びディスカッションで深める姿、講義の後の飲み会での楽しいひと時など、充実した時間が過ごせました。本科生として入学することも検討しましたが、毎日平日の仕事の後に学校に通って受講するのは家庭との両立が難しく、断念していました。

その後も、プロジェクトマネージャーとして日々の業務を行う中で、サイエンスの知識だけではなく、プロジェクトのコストと将来の売り上げ予測とのバランスなど、ファイナンスに関する基礎知識やビジネス感覚を習得する必要性を感じていました。

2016年に当時の上司で46期生の村岡さんにBOND-BBT MBAを紹介していただき、通学不要で自宅からオンラインで学べるMBAがあることを知りました。先輩が仕事とMBAをどのように両立しているかを伺い、とても参考になりました。入学時はMBAチャレンジコース(単科生)として受講を開始し、家庭の事情で1セメスターお休みした後、MBAコースに移行ました。

MBA在学中のエピソード

最初に受講したマーケティング・マネジメントでは、平久保先生の情熱的なバーチャルクラスや、AC(エア・キャンパス)上でのディスカッションを通して、知的好奇心を刺激されてワクワクしました。

グループワークでビジネスプランを検討していた際は、毎回の打ち合わせでプランが出来上がっていく達成感がありました。グループワークの打ち合わせでは、時にはメンバー間の意見の食い違いから激しい言い合いになるほど、一生懸命取り組んでいました。

アカウンティング、データアナリシス、エコノミックスなどの科目では、当時住んでいた東京の受講生の皆さんと麹町のBBTの図書館等で勉強会を行いました。

学習進度の関係で48期生の皆さんと同時受講する機会が多く、48期生の皆様の勉強会に参加させていただいていました。「よく学び、よく遊ぶ」を実践していて、勉強会の後の飲み会も毎回とても楽しく、終電になることもありました。

Business Planning for Entrepreneurial VenturesのPart B(BPB)では、47期の川口さん、武部さん、48期の山田さんと同じグループで活動していました。山田さんのエッセイにもある通り、ロケーションが日本、アメリカ、イギリスとバラバラでしたが、受講期間中は時差を乗り越えながら三極での定例電話会議でfeasibility assessmentやグループワークを重ねて、ビジネスプランを練り上げていきました。

オーストラリアにあるBOND Universityで開催されるStudy Tourでは現地で皆さんと再会して、図書館などで最終仕上げのための作業を連日遅い時間まで続けて、最終プレゼンでは完成度の高いプランの発表ができました。打ち上げではこれまでの苦労とプレゼンの成功を一緒に喜びました。

思い出に残ったオーストラリア現地での卒業式

卒業式ではオーストラリアにあるBOND Universityのキャンパスに再訪問することができました。卒業式の前日には、ゴールドコーストの大前学長宅で開催された卒業パーティーでは、大前学長と奥様から素晴らしいおもてなしをいただき、とても贅沢な時間を過ごすことができました。

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卒業式では憧れのアカデミックガウンを着て、BOND Universityの学長から壇上で修了証の授与とねぎらいお言葉をいただき、感動しました。在学中にお世話になった先生方、Mikaさんにも再会でき、たくさんの祝福をいただきました。

卒業式の後には、47期の吉井さんがご家族と宿泊されているAir B&Bで皆さんとにぎやかなホームパーティーができたのも、とても嬉しかったです。

イギリスから現地までのフライトは乗り継ぎを含めて24時間かかりましたが、私の人生の中でもハイライトとなる素敵な思い出ができました。現在受講中の皆様も、時間等の制約や様々な状況はあるとは思いますが、コロナが収束したらぜひ現地卒業式に参加されることをお勧めします。

在学中には日本からイギリスへのリロケーションによる環境の変化などがあり、最後まで学習を続けられるか不安もありましたが、学友の皆さんと助け合いながら無事に卒業できたことが、達成感と自信につながりました。

MBA卒業後の生活

2019年よりToastmastersに参加して英語のpublic speaking学んでいます。Toastmastersとは、オンラインでの教材学習、定例会でのスピーチ発表、会員同士のフィードバック、コンテスト参加等を通じてpublic speakingやleadershipを学ぶ国際的な非営利団体です。

全世界で35万人以上の会員が活動しています。当時住んでいたイギリスのケンブリッジにあるCambridge Speakers ClubというToastmastersのクラブに入会し、現在コミッティーメンバーとして運営にも参加しています。

イギリスに来てから、仕事やWebinarなどを通して感動的な英語スピーチに触れる機会が多くありました。これまでに英語のディベートやpublic speakingを勉強する機会がなく、実務においても大勢の前でスピーチする機会はないので、一度勉強したいと考えて活動を開始しました。

1回目のスピーチではとても緊張しましたが、これまでに10回弱のスピーチを経験し、人前で話すことに少し自信がついてきました。コロナの影響で定例会も会議室ではなくZoomを利用したオンライン開催となっています。初回開催前にはBBT-BOND Toastmastersの山下さんにZoomでの開催のノウハウなどを教えていただき、とても助かりました。

最近では所属するDistrict(イギリスおよびアイルランド)の最優秀者を決めるコンテストのオンライン開催を裏方としてサポートしました。コンテスト出場者のスピーチには人の心を動かす力があり、今後もpublic speaking学びを続けるモチベーションが向上しました。

イギリスに来てからは、BOND-BBT MBAを通してロンドン在住のAlumniの久保川さん、在学中の柳田さん、ドイツ在住のBruce鈴木さんなど、素敵な皆様と出会うことができました。また、仕事でロンドンに来られたTomo鈴木さん、吉田さんともお食事会でご一緒させていただき、楽しい時間を過ごすことができました。

様々な分野でグローバルに活躍する皆様のお話を伺い、とてもよい刺激をいただきました。

新型コロナで再確認したコミュニティーの力

冒頭でも少し触れましたが、今年の2月から3月にかけてイギリスを含むヨーロッパ各地で急速にコロナウイルスが広がる中、特にロックダウン後の数週間はイギリスでの生活を続けることに不安を感じていました。

感染者数は日々急増し、医療崩壊、ヘイトクライムのリスクもありました。また、出社できず、友人や同僚にも一切会えない中で、BBCなどのニュースから即日実行される政府の方針を的確に把握して、日々の生活に反映する必要があります。外出制限の違反者には罰金が科され、パトロールも強化されています。

ヨーロッパ在住のBOND-BBT MBAメンバーとの日々の情報交換、イギリス在住の友人とのコミュニケーションを通して、精神的にも支えられ、不安を乗り越えることができました。また、一番大変な時期に47期の武部さんからも治安面などを心配するLineのメッセージをいただいて、とても心強かったです。

一方、この時期にイギリスに生活しているからこそ学べたこともあります。イギリスの首相のリーダーシップ、感染者数の増加傾向や科学専門家のアドバイスに基づく迅速な危機管理体制の構築、ロックダウン等の即日実行を目の当たりにして、イギリス政府が普段から有事に備えて準備していることを実感しました。

また、毎日テレビで放送されるPress Briefingでは新型コロナウイルスの最新情報と行動指針を、科学的なデータを用いつつ分かりやすい言葉で国民に伝えて、透明性が高く、新型コロナウイルスから「国民の命を守る」ために全力を尽くしていると感じました。

民間でもボランティア団体がすぐに立ち上がり、必要な方への支援が開始されました。また、イギリスではNHS(National Health Service、国民保健サービス)の医療機関の最前線で働く医療従事者がとても尊敬されています

NHSで働く皆さんにエールを送るため、毎週木曜日の20:00に住民の皆さんが玄関やバルコニーに出て、拍手を送っています。コミュニティーで支え合いながらコロナウイルスの危機を乗り越えようとする姿勢が素晴らしいと思いました。

また、ロンドンには大都市でありながら自然豊かな公園がたくさんあることに改めて気づくことができました。写真はロンドンにあるHampstead Heathという公園です。

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これまでは休日にはショッピングや博物館、ミュージカルなどロンドン中心部に出かけることが多く、近所を散策する機会があまりありませんでした。ロックダウン中には近所や少し遠い公園にも散歩に行き、長い歴史の中で人々が緑と暮らす生活が大切に守られていることを実感しました。

まとめ

BOND-BBT MBAを通じて得たものは、ビジネスの実践的な知識、自信で課題を設定して、解決案を導く力など、様々なものがありました。

しかし一番大切なものは、BOND-BBT MBAで学ぶ学友やAlumniのネットワークです。今後も皆様とのつながりを大切にしたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

次回予告

次回は46期の寺田環さんにバトンをお渡しします。寺田さんはオーストラリアのシドニー在住で、不動産関係のお仕事をされています。寺田さんとはBOND Universityで開催されるStudy Tourで出会い、現地でグループワークなど様々な機会にご一緒させていただきました。

特に印象に残っているのは、BPBでの最終プレゼンです。スーツでドレスアップし、熱意と自信が伝わるビジネスプランの英語プレゼンは、同性から見ても「かっこいい」と思えるほど素敵でした。

ご期待ください!

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BOND-BBT MBA 在校生/修了生の有志によるリレーエッセイです。 MBA取得前に感じた不安と期待、MBA在学中に味わった苦労と喜び、そして、MBA取得後の人生の展開など、思うがままに書き綴ります。

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