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私の「休み」ということ

昨年はぐっと仕事を減らした。
かつて2足のわらじを履いていたけど講師業に専念することにして、学生時代から含めてもはじめての週休2日で過ごした。
たいてい、休みのうち1日はインプットに費やして、もう1日をリラックスやアクティビティに充てるというリズムだった。

結果、インプットの目的意識を高めたいと、もっと仕事のアウトプットを増やしたい気持ちが強くなり、今年度からはレッスン業の営業日を1日追加した。

元々、承認欲求が強く生き急いでいるところがあった私なので、週休1日になった今も少しもて余してしまうところがないわけではない。
職業柄、午前中は在宅で、レッスンの準備があるもののマイペースに過ごせるし、家事も消化できる。
こうなった今、自分の基準を明確に振り返ってまとめておこうと思う。

限界ライン

どうしても避けたいのは、寝不足と部屋の散乱。
学生時代から、眠くて何も手につかない日がしょっちゅうあったけど、効率が悪いし無意味になってしまうことすらある。コンサートや映画を観に行っても記憶が飛んでしまったり、仕事に集中できなかったり、身体がもたなかった。
それと、家事を全て後回しにして部屋がとんでもなく散らかるのも避けたい。探している書類が見つからなくなってしまうから。実際それで提出期限に追われたり、またお金をかけたり、損することが多かった。
質の良い睡眠を取ることとか、家事を時短で済ませるとか、そういうことももちろん試行錯誤していくけど、自分の睡眠と家事をバロメーターにするのは、今のところメリットが大きい。

インプットしたいもの

仕事のためには、ピアノ演奏と指導法をもっとインプットしたい。
それは具体的に言えば、良い音を知ること、楽器の構造を理解すること、音楽を作るための歴史背景を学ぶこと、発達に合わせた指導や身体の使い方を習得すること、それを言葉にできること。
いろんな人とのコミュニケーションのためにはトレンドも知っておきたいし、自分の感性を刺激してくれるアートとか、心を豊かにしてくれる音楽や、独学が止まってしまっている語学、最近は穏やかな気持ちを支えてくれる仏教にも興味がある。

アウトプットする方法

対面ではレッスン、アドバイス、演奏。
オンラインではnote、Instagram、standFMが思いつく。
例えば演奏を聴いてもらう場を増やしたり、レッスンの対象を広げたり、保護者向けの質疑応答なんかもやってみたい。
今は、子ども向けの対面レッスンが主なアウトプットの場だから、いろんな切り口を試せば、新しい良い循環が生まれるかな、と思う。

アウトプットのその先に

働くことは、他人に貢献すること。
感謝してもらうという他人軸では、上手くいかなかったときに辛いだけだし、本当に相手のためになるとも限らないし、承認欲求が満たされることはない。
だから、自分軸で哲学と美学を持って、信じられる仕事をするしかない。
私は、より多くの人が心健やかに過ごせるように「好き」を増やすお手伝いがしたい。ピアノだけでなく、たくさんの好きに囲まれる人は豊かな人だと思う。そしてそんな人が増えたら、世の中もっと笑顔と平和でいっぱいになると信じている。
自分の提供するものが世界の全てではないけれど、愛と幸せにつながる一部ではあるはずだ。

愛と幸せのための時間

そのためには、自分も穏やかな状態で仕事をしたい。余裕がないと、良いインプットもアウトプットもできない。そしてそのバランスが崩れているのは不健康だと思う。

だからこそやっぱり、休みは必要だ。
スマホやパソコンが働きすぎると熱を持つように、夜には充電するように。
花が昼には太陽をめがけ、夜にはしぼみ、夜露から身を守るように。

自分の心と身体の調和に耳を澄ませて、キラキラと働いていたい。

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