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#いま翔び立つとき を読みました✨

この本を何で知ったのかも思い出せないのですが、何か・・・誰かのSNSに一文が紹介されていたんじゃないかなぁ???

それでAmazonでポチりました。

不思議なことに何で知ったかも思い出せないくらいなので、本当にその時の気まぐれで買ったみたいでポストに届いていたときは「こんな本買ったっけ?」と自分で驚いてしまいました(*ノωノ)

今ではその時の無意識の自分を褒めてあげたいです!

とても素敵な一冊に出会えたのですから!

୨♡୧ メリンダ・ゲイツさんについて ୨♡୧

彼女はとても頭がよくユーモアもあって本当に「メリーポピンズみたい」だと思うのですが、私が一番彼女に対して好意を持ったのは【自身のことを認識している】という部分です。

作中何度も「私は白人女性である」「億万長者ビルゲイツの妻である」という事実について触れているのですが、そのことを自慢するでもなく謙遜するでもなく述べています。そしてそのことに対する影響力についても素直に受け止めて向き合っています。

色んな成功者やお金持ちの人にまつわる女性の話を見たり聞いたりしてきましたがメリンダさんは、「彼は彼」「私は私」とバランスがとれていて素晴らしいなと!

この自立した精神は見習っていかないと!と感銘を受けました‼‼‼‼

都内から三軒茶屋に変えるのにタクシー代3万を要求されたよと言っている人

別れるまでに引き出せるだけ引き出さな!と言っている人

僕の彼女になってくれたらモナコに連れてってあげると言ってる人(妻子持ち)

などなど・・・

うんうん、とお話を聞いて差し上げているけれど内心「悲しい人たちだな」と思っていたので、彼女・彼らにもこの本をプレゼントして差し上げて

・対等なパートナーシップとは何か?学んで頂きたいと思いました(遠い目)

誰が相手であろうとブレずに「自分らしくいる」ことの大切さをメリンダさんは教えてくださいました。

作中に出てくる彼女の失敗体験に共感する部分もあって

(上手くやらなきゃと準備をしていったときは、自分のことでいっぱいで相手のお話をよく聞いていなかった。とか)

(このぐらいで十分だろうという自分と、まだダメだという自分。完璧主義ゆえに自分自身の板挟みになっている。とか)

太平洋を越えた異国に住んでいる億万長者の奥さん。そんな雲の上の人物に共感出来るなんて笑ってしまいますけど

逆にどんな人でもそれぞれ不安や失敗をかかえて生きているんだと安心させてくれました。

そんな彼女が提言している事だから卑屈にならずドキドキ・わくわくしながら読み進められたのかもしれません。

୨♡୧ 異国の女性たち ୨♡୧

TwitterでもInstagramでも「面白い!」と書いていましたが、2章から6章は泣きながら読み進めました。

あんまり私がガチで泣いているから隣の男性が紙ナプキンをごそっと渡してくださいました。

ありがたく全部使い切りました。

(もしまたタリーズコーヒーでお会い出来たら改めてお礼を申し上げたいと思います!)

児童婚や少女の就学率・女性の権利etc.広告のバナーや駅のポスターなどで目にしていましたが正直、気にも留めていませんでした

私には関係ない

どこかの偉い人たちが取り組む問題

自分の生活で手いっぱいだから、私が助けてほしいくらい

と思っていましたし、街角の募金などは積極的に参加していると自負があったので知らんぷりしていることに罪悪感も覚えていませんでした。

この本を読んだからって、私に何か出来るとは思っていません。

日常の募金額が少し増えて、今までより少しだけ明確な意図を持った募金になるだけです。

こんなに「感動した!」と言っているくせに薄情なとお思いでしょうが、私にはまだ自分が叶えたい夢や達成したい目標があるので無理なんだもん。

この本をお読みになったらお分かりになると思いますが支援や慈善活動は生半可な覚悟では出来ません。

だから私はこの本を通じて

今までより少しだけ世界に興味を持って

辺境の女性や子供たち、支援が必要な方々の事を頭の片隅に置き

自分がいま何をしたいか、誰に自分のお金と思いを託したいのか考え

小さなアクションを続けていこうと思いました。

フェミニズムとは男性嫌悪ではないと理解していますが、第4章のムハサールでの話で男性に対して嫌悪と疑念が沸き起こりました。

触れたくないと虐げるのに性的暴行はするんですね。って

矛盾してませんか?って

チャゲアスをBGMに殴りに行きたいと本気で思いましたし

なんでそんな酷いことができるんだろうと悲しくてたまりませんでした。

他の章でも日本に生まれ育ち裕福ではないにしても、私の望みを叶えてくれた両親のもとで育った私には理解ができないような習慣や風習がたくさんあって

こんな環境でこんな扱いだったら確かに「女に生まれなければ」と思っただろうなと悔しくなりました。

そんな状況でも支援活動家の人たちに心を開き、状況を打開していこうとする女性たちの強さに勇気づけられました。

私だったら、きっと自殺する。耐えられない。

でも多くの女性たちは明日が変わることを信じて、自分を奮い立たせ革命を起こしていました。

少し前に男性に嫌悪を覚えたと書きましたが、男性も別の角度では被害者であると思いました。

教育・風習・宗教がそうさせてしまったのです。

性格は遺伝より環境による要因が大きいと言われているようですから(詳しいデータはご自分でお調べになって♡)

男性にも新しい風を吹かせれば、新しい価値観に気付けるはず。

フェミニズムとは、対等なパートナーシップとは、どちらか片方ではなく両方が手を取り合って同じ方向を見つめないと成立しないものだと本を読んで学びました。

男性が悪い!いや、女性が悪い!という次元から、次のステージへ進むべきなんですね。

(先進国・後進国、義務教育の有無関係なくどこのお父さんも「そんなことより俺の飯は?」と発言しているのを怒りながら笑ってしまいました。人類みな兄弟・・・・)

Twitterで拾った画像。その時は「うまいこと言うなぁー」程度だったのですが今はより理解ができます。

平等な権利はパイじゃないから、減らないよ的な。

しっくりくる翻訳はご自分で頑張ってください(*бωб*)💕←笑

フェミニズムについて誤ったバイアスがかかっていた自分が恥ずかしいです。

ネットの声に踊らされず、面倒くさがらすにちゃんと自分の目と意思で世の中を見つめていこうと改めて思いました。

本の中に出てくる女性たちの問題は、私の問題でもあります。

国や環境は違えど、本質的な部分では何も変わりありません。

「女性に平等な権利を!」

それはあなたの権利を脅かすことではないのです。

愛と尊敬をもって手を取りあっていくことなのです。

ジェンダーや国境を越えて、本当の平和にたどり着くために

私たちも当事者意識をもって生きていかなければならないと反省しました。

でも当事者意識って言われても?とお思いでしょう。そうでしょう。

そんな皆さんにザラ・ラーソンさんが素敵なことをおっしゃっていたのでシェアします

毎日通りに出て「私はフェミニストです!」って叫べってことじゃないんです。ただ誰かが性や人種にまつわる差別的なジョークとかを言った時に『それ面白くないよ』って言うことです。       ザラ・ラーソン

私たちも勇気をもって翔び立てるはずなので、一緒に頑張りましょう!

特別なことはしなくていいんです。

まずは「それ面白くないよ」って堂々と言えるように。

言えますように。

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