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アラフォー女子が大学で、司書課程を受講してみた。③~いざ、教室へ!~

 履修登録も無事に許可され、わたしは三年の後期から、通常の語学のスクーリングに並行して2科目の講義を受講しはじめた。

 最初の日はすごく緊張した。だってハタチくらいの子たちの中にいきなりアラフォーのおばさんひとり……。
 まあ、いちいち気にしていたらやってられないと気分を切り替えましたが。

 実際。
 本当に気にされませんでした。

 わたしは自意識過剰なところが多々あり、そのせいでへとへとになってしまう経験を数限りなくしてきたけれど、
 大学ともなると、他人のことを細かく見ている人はあまりいない。
 たいてい友達としゃべっているか、大半の人はスマホを見ています。
 だから比較的年配のかたでも気にしすぎないこと。ここ大事。
(科目等履修生などの制度があり、ご年配の学生さんも見かけなくはないというのも理由のうちなのかも)

 わたしがそのとき受けていた講義は座学がメイン。
 講義の最初にリアクションペーパーなるものが配られ、そこに名前やコメントを書いて最後に提出するという形式。
 だから出席は必須となる。
 よく「大学はレジャーランドだ」ということばを聞いたけれど、今の大学は事情が異なっていて、出席や課題、テストに厳格なので、まじめな学生さんが多い印象を受けた。
 多人数が履修する講義ではそうでもなかったので、資格課程という性格もあったのかもしれないけれど。

 ここで初めて出くわしたのが、「アクティブラーニング」という概念。
 要は、先生が一方的にしゃべる講義を座って聞くだけの既存の講義ではなく、学生参加型にしようよね、というもの(たぶん)。
 なのでときどき、グループワークといって、席が近いものどうしでディスカッションをしたり、そのなかで発表を求められたり、ということがあった。
 これは完全コミュ障の人にはつらいかも。
 幸いわたしはなんとかなった。もともと社交性ゼロではないし、もう一度書くけれどそんなにみんな他人のことは気にしていない。自分のことで精いっぱいなのだ。
 そう思っていればどうにかなる。
 年長者の場合、いまどきの学生さんを観察してみようくらいの気持ちでいたほうが気が楽になります。わたしも最初は冷や汗かきましたが、だんだんと慣れてきました。

 今回はこのへんで。
 次回は印象に残った講義の思い出などを具体的に書いてみます。




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