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心が自由になる時(他人に疲れた人に向けた、ひとり時間のススメ)

 僕はいわゆるHSPで誰かといると常に気を遣ってしまう。会社にいたり、親友や親、兄弟といても常に、「この人機嫌悪くないかな」、「この雰囲気はこういうこと言った方が良さそうだな」と相手のことで頭がいっぱいになる。家に帰ってひと息ついても自分をなかなか取り戻せない。
 普段から気を遣ってニコニコしているおかげか、家に帰ってもラインで誰かから相談がくる、返信するにもひと苦労で、「自分がどう思うか」よりも「相手がどう思うか」をベースに考えてしまう。そして返信をした後は、洗濯や掃除、料理などの「やらなきゃいけないこと」に忙殺されて一日が終わる。
 ただいくら頑張っても人を傷つけるときはやっぱり傷つけてしまう。そして傷つけてしまったときには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
 そんな毎日を送っているうちに、なんだか生きているのが苦行のように感じてきて、そもそも僕はどういう考え方だっけ?何がしたいんだっけ?僕ってなんだ?と謎の迷子になって、最後は死にたくなってしまう。
 
 なので、僕はなるべく月に一回は、休みの日の朝に少し離れたところにある河原か、大きなファミレスに一人で行くようにしている。
 そしてタブレットを持っていき、好きな小説や漫画をダラダラと読んだり、気ままにネットサーフィンをする。ヘッドホンをして、好きな音楽をかける。
 河原に行くときは、コンビニで適当にホットスナックと缶コーヒーを買っていく。ファミレスだったらドリンクバーをダラダラと飲む。お腹が減ったら適当にご飯を注文し、気分が乗らなければお酒を頼んだりもする。
 スマホは非通知モードにして、なるべくぼーっと遠くを眺めるようにしている。河原だったら川を眺めて、ファミレスなら知らないお客さんたちをぼーっと見る。

 そうしていると、だんだん自分を取り戻してくる。
 世界の中心が「他人」から「自分」になってきて、急にやりたいことが湧き上がってくる。日常生活では「やらなきゃいけないこと」が思いつくけれど、そういう時は「やりたいこと」(ゲーム、漫画、見たい映画、欲しいもの、行きたいところ、旅行)が思いつく。
 そしてスマホのメモ帳にやりたいことを書き殴っていく。紙のメモだとさらに気持ちいい。
 だんだん頭がいい意味でごちゃごちゃしてくる。あ、そういえばあれしたいな、あ、あれ食べたいな、あ、誰々と会いたいな、って感じ。
 もちろんネガティブなこともコロコロ出てくる。昨日のあの仕事やばいな、とか、たまってるライン返さなきゃな、とか。でもすぐにどこかに散っていく。
 子供の頃ってこんな感じだったかもなあと思う。心の中がいつも自分のやりたいことでワイワイしていて、色んな楽しいことが沸き上がって、嫌なこと(宿題や友達との喧嘩)をすぐに忘れていく。
 だからたまに意図的に場所を変えて一人でぼーっとすることにしている。場所を変える時間がないときは、お酒を飲みながらパソコンできれいな景色を画像検索したり、何でもない旅番組をテレビで見たりする。とにかく自分のために、一人でぼーっとするのだ。
 生きているのが苦行のように感じて死にたくなるのは、自分の気持ちを無下にし過ぎているせいだと思う。それに、相手のことをいくら考えても結局どこかで傷つけちゃうんだ(人の心には、どんなに努力しても分かり得ない「盲点」のようなものが互いに存在すると思ってます。)
 自分の気持ちをもっと大事にしなきゃな、と思う日々です。

 皆さんもたまには自分を取り戻すために一人でぼーっとしてください。
今日もお互い生きてて良かったです。おつかれさまです。

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