第4回 個性と呼ぶか?障害と呼ぶか?It’s only a matter of how to call it, Individuality or Disability?

誰もが凹凸があり、得手不得手がある。それなら、だれもが何かしら障害を持っていて、
障害を持っている人は個性だと思えば、差別のないバリアフリーな社会が生まれるような気がするのですが。。。
と私の素朴な疑問と型破りなこじつけに、ぶんちゃんは冷静、且つ、丁寧にこの様に教えてくれました。

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例えばですよ、極端な話、足に生まれつき障がいがあって、車いすに乗っている人に「立って歩いてください。」は無理じゃないですか。だから、全ての人が同じ状況とはいえないと思います。
でも、障がいのある人を自然と手伝うことができたり、気遣うことができる職場は、きっと、障がいがない人にも働きやすい職場であるはず。お互いに助け合うことが特別でない職場環境かどうか?が重要なポイントなのです。
そういう意味で、私は、障がいのある人はメッセンジャーの役を担ってくれていると思っています。メッセンジャーがいることで、今まで見逃されていた小さな働きづらさが発見、改善されることで、職場が全ての人にとって理想的な働く環境に変わっていく。そのサポートをしていくことが私たちの使命だと思っています。
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派遣や委託など、非正規雇用などの働き方が多様になった分、障害のある、なしにかかわらず、多くの人が変化を強いられているはず。
ディーセント・ワーク・ラボの活動が、”ripple effect (波及効果)” をもたらすといいなと思います。

追記です!
私の文章の中の「障害を持つ人」という表現を「障がいのある人」文ちゃんはとても丁寧に訂正してくれています。なぜなら、「障がい」はその人が持ったり抱えたりしているわけではないから。withのイメージに近いと思います、と。文ちゃんの専門的な見解と優しさが伝わってきます。

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