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疲れてきたから、一旦休憩しよう。

仕事のあまり無い日々が続くので、ついラジオやドラマ、ライブの配信を聴いたり観たりして夜更かししてしまう。免疫を上げておかねばならぬのに。余計なことを考えないで、明日こそ早寝早起きしよう。こういうときに、大掃除とかやればよいのだろうが、結局やらない…(笑)。部屋にあるのは好きな本と写真集、取っておきたい雑誌、仕事用の資料がほとんどで、これ以上荷物が減らないというジレンマがあるからだ。単にズボラ、とも言う。

昔、携帯の中身を面倒で整理せずそのままにしていたら、ある日データごとご愁傷様となったことがあった。ところが、中身が全部無くなったのに大して困らなかった。だから、本も雑誌も仕事資料も、全部捨てたっていいのかもしれんなあと思ったりもする。

さて、遅めの朝。窓を開けたらコーヒーの香りが漂ってきた。どうやらお隣さんからのよう。ベランダで日差しを浴びながら、その香りと空気を一緒に吸い込む。自分でもコーヒーを淹れるのに、違うところから漂ってきたその香りに、ほっとしたのはなぜだろう。

ここのところ買い出しは10日に一度、平日に。毎日職場へ出なければならない人に自分ができることは、とにかく自分が外出しないこと、無症状なだけかもしれない自分が外出しないことなので。ただ、完全なる運動不足に陥っている。

そんな生活が続き、他人の気配を感じることが最近ほとんどなかった。だから、お隣さんの気配に少し気持ちが和らいだのかもしれない。お隣さんももしかして、生活に影響が出ているのかなと勝手に想像したりして。楽しい妄想にはお金がかからないのでね。妄想ヲタク気質が出てしまうので、文章として残すのはここまでに。

今書いていて思い出した映画が『おと・な・り』
(以下、若干ネタバレあり)。

古いアパートに住む、顔も見たことの無い隣の部屋同士の男女が織りなす物語だ。30代、生き方に迷いながらそれぞれに暮らすふたり。壁の向こうから聞こえてくる生活音だけで、次第に心を通わせていく。

主人公のひとりが、風景写真家になりたいカメラマン(演じたのは岡田准一さん)ということもあってか、劇中には写真家・吉村和敏さんの本物の作品が使われていた。それをエンドロールで知り、吉村ファンとしては「おおおーーーー!」と一人で興奮したのが懐かしい。

まあうちのお隣さんは、岡田准一さんではないと思うけど(笑)。

昼間ラジオの配信を聴きながら仕事や調べ物を淡々とこなすと、あっという間だ。晩ごはんをつくろうと玄関先の台所に立ったら、お隣さん、今度はカレーの匂いで攻めてきた。ああ、カレーが食べたい。カレーって、なんであんなに人の嗅覚をひとり占めしちゃうのだろうか。もうカレー一択しか思い浮かばなくなるぞ。

朝はコーヒー、夜はカレーか。

一度も会ったことのないお隣さんを再び想像しながら、わが家は生姜焼きと人参しりしりー。

そうだ、『きょうの猫村さん』が始まったので、配信もチェックしなくては。好きな俳優さんばっかり。そしてサイコパス信長殿(ブッダでもある)もいるーー。

やはり当分、部屋の掃除は、やりそうにない。



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