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久々に見間違い、勘違い。

よく行くディスカウントショップのデジタルチラシを見たいのだが、老眼がひどくなってきて、拡大してもなかなか読めない。読みたいのに読めない。

スマホを遠ざけつつ拡大する難易度高めの手法で読んでいたそのとき、目に飛び込んできた文字。

「ハブ・混浴」

ハブが混浴!?
ハブ!?
動揺。

きちんと確認したいが、それ以上拡大できず。わざわざダウンロードしたものを拡大してみた。


「バブ・温泡」の間違いだった。

全然違ってた。


ため息交じりにそのまま買い出しに出かけた。

列を成すレジで店のポイントカードを手に財布を握り、準備万端。自分の番が来た。すると店員さんから「お客さん、それ、ゆめカードです」と他店のカードであることをサラリと指摘される。

準備万端のはずが……。
笑ってごまかしながら、慌てて財布を開けてその店のカードを渡す。

ああ、今日はこういう日なんだ。
嫌な予感がする。

要注意、要注意。

そう思っていたが、案外その後はスムーズだった。

しかし家に帰ってきて、ふとオオタニさんが気になりスポーツニュースを読んでいたら、「トラウト刺された直後に見せた……」という見出しに仰天。

物騒な! トラウト、刺されたん?
刺されたん?
大丈夫なん?
1分ぐらい脳内がバグる。
しかし冷静になったら、そう、野球だった。
“アウト”のことじゃん……と、ようやく気づく。

ダメだ、今日こんなんでダメだ。
まずい。
だって、今日、午後から美容院なんだ。
この流れで行ったら、絶対なんかある。

その美容院には長いこと通っていて、今さら店を変える気力がないのが正直なところ。以前は話を聞いてもらうことの方が多かったが、ここ6、7年は担当の人の愚痴とお喋りを4時間近くずっと聞いている。美容院って、こんなんだったっけ?

私は以前営業をやっていたせいか、相手が喋りはじめると相づちを打って話を広げようとする傾向がある。しかし担当の人は自分が喋ったらそれでスッキリするらしく、私の返しや喋りを全て遮ってもう別の話を始めるので、まったく会話のキャッチボールができない(笑)。こちらの喋りにかぶせてまで喋りたいみたいで、傍から聞いたら副音声状態。「いやいや、今私喋ってますけど!?」と心の中でそっとツッコミながら、その場を笑顔でしのいでいる。

それがしんどくなってきたので、最近は本を持っていき、隙あらば本に視線を落としている。

しかしこの日はその隙がなかった。

帰り際、本をバッグにしまおうとする私にその人が言った。

「本、読めました?」

読めねーよ!
読めねーよ!!
と思ったが、
「あー、はい」とだけ言っておいた。

今日はダメだわ。
こんな日もある。
また大豆田とわ子が出てくるところだった。出てこなかったけど。

以上、数日前のできごとでした。

明日はいよいよ『不適切にもほどがある!』の最終回。渚っちが昭和に!終わってほしくないなあ。


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