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予防医学

予防医学という言葉は私は一年以内(2022年末位)に初めて知ったのですが欧米では10年前にはもう職業としている人がちらほらといたようですね

予防医学という言葉自体が自己矛盾というか、では”医学”とはいったい何なのか?と考えると、医学、特に西洋医学が発達したのは戦争で負傷した人や病気になった人を救う救急医療からと聞きます。出血している人、骨折した人、感染症にかかった人など、今すぐにでも何らかの処置をしないと命にかかわるという人を救うためのものとして発達してきたわけですね。
ですので西洋医学が特に強いのは外科的な処置と感染症への対応、だと私は思っています

今でも世界のどこかでは戦争は起きているわけですが、日本国内について言えば第二次世界大戦からは70年以上が過ぎて今は表向きには平和な世の中です。そんな中で癌やメタボリックシンドローム関連の疾病が増えてきているわけで、得意とする救急医療的な視点、つまり、今起きている痛みや苦しみを取り除こうとするのは得意かもしれないけれど(例:解熱鎮痛剤で熱を下げたり、抗生物質で菌を殺したり)、それで病気が治ったかと言うと大いに疑問があり、病気をなおしているのは自分自身の自然治癒力だったりするわけです。また、病気の根本的な原因にはあまり対処せず表面的な症状に視点が向いているために、長期にわたって病気が治癒せず苦しんでいる人が沢山いるのだと私は理解しています。

私の勝手な持論なのですが、人間の身体は本来は、怪我をしても病気になっても自然に治る力が備わっている。その自然に治る力は同じく自然から頂いた食べ物や環境(水、空気、太陽光線など)から頂いている、でも科学の発達した人間社会は自然の力、人間に備わっている力を忘れてしまっているし、環境の力に至っては忘れただけでは飽き足らず破壊して平気になってしまった。これが現代社会で病気が増え続けている理由だと思っています。

本来持っている力を取り戻すための考え方や手法が今、予防医学という言葉で蘇りつつあるのかなと思っています。
今私は西洋医学の発達した国で興りつつある予防医学を学び始めているのですが、東洋医学はもともとが予防医学的な見方も含まれていると思うので、私なりに西洋医学からの知見と東洋医学の持つ知見を合わせたアプローチができればいいな、と思っています。

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