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ポストコロナ時代に対してゆるく思うこと。

アニキ分が本を出したので、読んでみました。

ポストコロナ時代のニューノーマル、どう自分をマネージするとハッピーかという本です。本の内容はアマゾンのレビューやご本人のソーシャルメディアでの発信がくわしいのでそちらに譲り、私はこの本を読んで改めて考えたことや、友人と話していて最近思ったことを書きとめておきます。

コロナ感染者の数、日本は沈静化してきましたが、いくつかの国では未だ多くの感染者が出ていますね。私は元々ここ5年ほど、USに住んでいたので、今もUSの状況の方が気になるくらい(色々起こってるし。。)なんですが、向こうは今も多くの感染者数を毎日記録しています。早くその数が少なくなっていって、大切な人たちが安心して過ごせるといいなと思っています。

ところで、このコロナのパンデミックの中、半年くらいを過ごして、改めてマジかー!と思っていることがいくつかあります。

1. 人がなんでもコントロール出来てた風の社会環境に対して、世界中がパンデミックになった。
2.  誰が何しても止められないと思っていた地球温暖化を遅らせる手段がまだ存在していた。
3. テッパンだと思っていた将来有望な事業たちに変化が起きた。

1、2はみなさんも感じてると思うので、コメントしませんが、3番は私にとっては驚く内容がいくつかありました。

将来有望なスタートアップの代名詞みたいな会社の成長にストップがかかりました。特にUberとかAirbnbなんかはこの状況下、あーなんてこったい!な気持ちでしょう。他の都市ではそこまでではなかったかもですが、サンフランシスコにおいては、昨年すでにUberやLyftのシェアを使えば、交通費は公共の交通機関ほどに安くなっていましたが、今、そもそもUberを使うのも控えたいのに、誰かとシェアで乗りたい人は格段に少なくっています。また旅行や出張が難しくなっている中、AirbnbやAWAY(Suitcase販売)のようなビジネスも厳しいし、そもそも外出をしないので、Stitch Fix(スタイリストお洋服サブスクビジネス)も苦しいです。あんなに好調だったUberの株価がZoomの株価に逆転されたのは象徴的ですよね。。このような会社においては、今どれくらい発想を転換して、事業継続や関連した新規事業をできるかで一年後くらいにはだいぶ変わってくると思います。

サンフランシスコで暮らしていて、彼らのサービスやプロダクトを日常の中でもダイレクトに受け入れていた私にとって、彼らは圧倒的に将来有望な会社でした。まさか傾くと思わなかった。。好きかどうかはともかく。。まあでもしょうがないですよね、商売を始めたときと環境が変わったんだもん。一方、Shelter in placeのおかげで成長スピードを格段にあげられた会社もあるわけだし。

またここに来て、コロナには関係ないですが、USでは大手の会社がみんなソーシャルメディア広告を見合わせる決定を出して、それを発表したことで、動きがありそうですね。

ソーシャルメディアがなくなることは現代人の嗜好を考えるとありえないですが、テック企業はこういう時に結構二番手三番手のスタートアップにシェアを奪われるんですよねw このソーシャルメディア広告見合わせに関しては確実に世界(日本も含む)に波及していく流れになるでしょう。

福田さん(「パラダイムシフトできてる?」の著者)は本の中で、コロナだけではなく、社会に変革があったときに、その変化を受け取り、アダプトできる自分になっていくにはどうあるべきか、AIに仕事を取られない(未来に残る仕事は何か、それを自分の仕事にする)ためにはどうあるべきかの答えとして、常に自分をどうアップデートしておくべきかを説いています。詳細な説明は本を読むのがいいと思うのですが、彼が説いていることをサマライズすると、毎日を好奇心を持って楽しむということじゃないかと思いました。

また福田さんは、本の中で、下記のように言っています。

これからのビジネスでは、”個”の自分と、”社会”の自分、そこがあまりにもかけ離れていないほうがいいと思うからです。好きなこと、興味があること、社会とつながること、人助けにつながるアイディアを持つこと。これらをいかに自分の仕事に、活動に近づけていくかという発想が大事です。

いや、マジその通り。今後は何をするにも明確な目的や社会貢献の意識なしでは人の信頼を得ることは難しいだろうし、ポジションが上になればなるほど個と社会の自分がかけ離れていてはダメだろうという気がします。偉い人であれば会社の方向性を左右することさえあるかもです。

CEO activismという言葉があります。CEOが発言したことで、Consumer behaviorが変化するというような意味の言葉です。これは諸刃の剣でもありますが、消費者はその会社のCEOが何か発言する、行動で何かを示すことでその会社の商品のファンになったり、不買運動をしたりします。また就職活動をしていたら、会社を選ぶポイントの一つになりますし、株の売り買いをしていれば、どこの株を買うかの指標にもなります。広報やIRとしては気をつけなくてはいけないポイントでもありますが、このどんなオピニオンでもネットでシェアされてしまう世の中では、意見を出さないこともオピニオンの一つになるので、人は自分のスタンスを明確にする必要があると思いますし、個と社会の自分が違うとか言ってる場合ではない気がしています。

ではまた。



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