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【最新トレンド】昨今注目を集める「LINEミニアプリ」の事例や費用、開発方法を徹底解説!

①LINEミニアプリとは

現代人にとって、今やなくてはならないものとなったスマートフォン。
その中でも「スマホアプリ」は皆さんが最も日常的に利用するサービスですよね!

世の中にはこれでもかというほどの数のスマホアプリが存在します。
しかし、開発したアプリの利用を促すための広告メニューがあるほど、アプリの新規顧客を獲得し、継続利用してもらうことは容易ではありません。

そこで近年注目を浴びているのが「ミニアプリ」なんです!
その中でも今回紹介するのがLINE公式アカウントにアプリ機能を搭載できるサービス、
「LINEミニアプリ」

LINEミニアプリとは公式アカウントとは別のサービスで、LINE上からスマホアプリのダウンロード無しに、アプリの機能が利用できるサービスになります。

|1-1 LINEミニアプリが提供する機能


LINEミニアプリを利用する企業は、自社サービスのメニューや料金などのサービス情報、予約フォームの設置、支払い機能、ポイントカード機能、クーポン発行など、提供されている機能を組み合わせてミニアプリを提供することができます。

以下、LINEミニアプリが提供する主な機能
・予約フォームの設置機能
・支払い機能
・ポイントカード機能
・クーポン発行機能
・お知らせ機能


        画像引用:LINEミニアプリ|LINE for Business

|1-2 ミニアプリが注目される背景

近年、カスタマーサービスの一環として、メンバーズカードやクーポン配信などの機能を持った自社のネイティブアプリを開発する企業が増えてきています。

そこからさらに認知度向上を求めて広告費を大量に割く企業も少なくありません。

しかし、ユーザーにとってのアプリをダウンロードする手間は、企業の想定をはるかに超えてしまっているのが現実です。
そのため多額の資金を投入して開発、広報したアプリがなかなかユーザーに使ってもらえないことが深刻な課題になっています。

そういった背景があり、多くのユーザーが日常的に使用するプラットフォームアプリの中で、ダウンロードせずにアプリを利用できる「ミニアプリ」が注目を集めています!

②LINEミニアプリを使うメリット

このノートをご覧になっている皆さんが気になるのは「LINEミニアプリを使うとどんなメリットがあるのか」だと思います。
早速LINEミニアプリを使うメリットについて解説していきます!

|2-1 自社アプリを利用してもらいやすいサービスに

LINEミニアプリのメリットはなんといってもユーザーにアプリを使ってもらいやすいことにあります!

今や日本国内で9,000万人を超えるユーザー数を誇るLINE。
LINEミニアプリは、LINEのアプリさえダウンロードしていれば、ネイティブアプリのようにわざわざストアからダウンロードする必要がありません。

そのためLINEミニアプリには利用ハードルが低く、削除されにくいという特徴があります。

アプリのアップデートも自動で行われるので、ユーザー側にとって非常に面倒であるアップデート作業の負担が減ることも大きなポイントと言えるでしょう!

|2-2 LINEアカウントと紐づいたユーザー行動データを取得可能

LINEミニアプリ内でのユーザーアクション(予約・注文・決済・会員証提示等)に基づいた、ユーザー行動データが取得できます。

また、これらの取得データを元に、LINEミニアプリのサービス改善に繋げることができます。


          画像引用:LINEミニアプリ|LINE for Business

|2-3 サービスメッセージが利用可能

LINEミニアプリは「LIFF」という独自のフロントエンドフレームワークを使って作ることができ、フロントエンドの実装だけでアプリケーションの大半を開発することができます。

普通通知に関わるいくつかの機能はバックエンドの開発が必要となりますが、LINEミニアプリ上でその負担を減らしている機能が「サービスメッセージ」です。

サービスメッセージは、ユーザーからのリクエストに対する確認や応答としてユーザーが知るべき情報を、LINEミニアプリから通知する機能です。

たとえば、レストランや宿泊施設の予約の確認通知ですね!
・「順番待ちの受付完了」
・「あと〇〇分」
・「もうすぐあなたの番です」

バックエンドの開発無しにこういった通知をしてくれるのが、サービスメッセージです。

|2-4 開発費がネイティブアプリより安い

ネイティブアプリの場合、iOSとAndroidの両方を開発する必要があります。

しかしLINEミニアプリの場合、LINEプラットフォームに対応するように1つのWebアプリを開発すれば済むので、開発費を約半額に抑えることが可能です!

|2-5 課金型サービスの場合、30%の手数料免除

アプリ上で課金をする場合、iOSとAndroidともに売上の30%の手数料がかかりますが、LINEミニアプリの場合それがかかりません。

企業側はクレジットカードでもLINE Payでも、自社で自由に決済手段を設定することができます!

③LINEミニアプリの事例

次はミニアプリの最新事例のご紹介です!

|3-1 スシロー予約、受付

皆さんも大好きであろう、大手回転寿司チェーンのスシローでは2020年6月から店舗予約が可能なLINEミニアプリをリリースしています!

多くのアプリと同様、スシローもインターネットでの来店予約をするためには専用アプリのダウンロードが必要でした。
さらに容量も大きかったことから、利用開始までのハードルは高くなっていました。

そのネイティブアプリをLINEミニアプリ化することで、アプリダウンロードの手間を省くだけでなく、会員登録を含む顧客情報の入力を省くことができるようになりました。

より予約へのハードルが下がり、アプリを削除されることもなくなるため、店舗も顧客も双方にメリットがある仕組みとなっています。


|3-2 ルイヴィトンEC

ルイ・ヴィトンでは、LINE上で自身の欲しいアイテムやプレゼントしたいアイテムを親しい友だちにシェアできるコンテンツを提供しています。

LINE上でプレゼント用アイテムを探しそのままシェアしたり、自分の欲しいアイテムをLINE上ですぐに共有できるため、誕生日やクリスマス等イベントの時期にはユーザーにとってありがたいサービスと言えるでしょう!


④LINEミニアプリ開発に関する情報

次に、LINEミニアプリを開発をする際に必要となる、開発条件や開発費用の目安について紹介します!

|4-1 LINEミニアプリ開発のための条件

LINEミニアプリは、2020年6月まで一部のLINE公式パートナー企業のみが先行事例として開発・提供可能でした。

しかし2020年7月からは、LINE社がエントリー窓口を開設しており、 LINE公式パートナーを通さない形でもLINE社の審査を通れば開発することが可能です。


         画像引用:LINEミニアプリ|LINE for Business

ただ、パートナー企業でしか使えない機能があったり、開発も複雑なものが多いため、開発したいアプリがある場合、まずはパートナー企業に相談してみるのが良いでしょう!

LINEテクノロジーパートナー一覧

|4-2 LINEミニアプリの開発費用

LINEミニアプリの開発費は、通常のネイティブアプリ)を開発する場合と同じ程度になります。

ただし、ネイティブアプリがiOSとAndroidでそれぞれ開発費が発生するのに対し、LINEミニアプリの場合は1つ開発すればどちらのOSにも対応できます!

そのため、両OSに対してアプリ開発する場合と比べると開発費用を大幅に抑えることができます。

もちろん条件によって変わりますが、具体的な開発費用としては、
・シンプルなアプリで300~500万円程度
・データ連携や複雑なロジックが必要な場合は500~1500万円程度
といった具合になります!

⑤まとめ

今回のノートの内容をまとめます!

・近年注目を集めているミニアプリの中でも特に注目なLINEミニアプリ
・ユーザーはダウンロードやアップロード無しに利用できるため、サービスを利用してもらいやすい。
・ ネイティブアプリよりも安い資金で開発可能。

国内では数少ない、LINEミニアプリデベロッパー資格を有するブルベースと一緒に、市場価値が高いアプリを開発したい方、気になるという方はぜひお気軽にお問合せください!

LINEミニアプリに関する問い合わせ先はこちら▼
si.line@bullbase.co.jp


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