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2023.5.15 あの時、まだマシだった「日本経済」 三橋貴明氏 

年金倍増!高齢化による政府支出の拡大が日本経済を(まだしも)救った【三橋TV 第703回】 2023.05.15

https://youtu.be/oZC9OKF6o1I

1:30~


日本「デフレ」期に、日本経済を「まだしも、救った」こと?


三橋氏

今日はですね、「デフレ期に、日本経済を、まだしも、救った」、そういう需要項目についてお話をしたいと思います。
「これがなかったら、もっと大変なことになったよ」と。

高家氏
う〜ん、気になります。

三橋氏
まずですね、これ復習。これわかんないと「話にならない」から、

「生産者」、我々が「財やサービスを生産して」お客さんに「消費」「投資」、これを「需要」って呼びますけど、として「支出」してもらうと、(我々の)「所得になりますよ」と。

で、このプロセスにおいて「生産」「需要」「所得」は、必ず「イコール」になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・

「生産」 = 「需要」 = 「所得」

・・・・・・・・・・・・・・・・

高家氏
はい。

三橋氏
でこの「生産の合計」のことを「国内総生産」すなわち「GDP」って呼ぶのね。

実は「GDP」っていうのは「生産の合計であり、需要の合計であり、所得の合計でもある」という統計になってるんですよ、ただの統計なのね。

「96年」に「デフレ」に移行してから、日本の「GDP」は、先進国ではあり得ない推移に


で、あの「日本」のこの「GDPの状況がどうなっているか?」というのを、諸外国と比較すると、あまり見たくないでしょうけども、ちゃんと現実を見ましょうと(いうことで説明します)。

これ「97」年に「デフレ化」したんで、96年から(数字)取ってます。
「96年のGDP」「1」として、「その後、どのように推移しましたか?」っていうのをですね、「GDP上位国」の中の、あの「BRICs(ブリックス)諸国」、「ブラジル」「中国」「インド」「ロシア」ですね、
それを「抜いた」国々について比較したものです。

何気に一番伸びてるのが「オーストラリア」「4」になってるから「4倍」になってんだね、いいね〜。
GDP、日本だと(「4」倍だったら)「2000兆円」だね、同じ状況で成長してたら。

次が「カナダ」で、これ事情があるんだけどね。
「アメリカ」で、「韓国」と続きます。

「欧州諸国」は、なかなか成長しておりません。

これ、日本の「消費税(海外でいう「付加価値税」)」のせいだろ?


これ多分「付加価値税のせいじゃないかな?」と思うんですけどね、日本でいう「消費税」です。

高家氏
あぁ〜、なるほど。

三橋氏
「日本」はですね、こういう感じで「スコーン」と落ちて、なんと「対96年比」「マイナス」なんだけど、これ(この表)は「ドル建て」です。
あの比較する場合は「ドル」でやるしかないだけど、そうせざるを得ないんだけど、×○×○

確かに「GDP」全然増えてないんだけど、これ「ドル建てのせいだ」と。
実際、最後はそうだろうね、これこれ、何で「かくん」って下がっちゃったか分かる? 「円安」ですよ。

高家氏
あぁ〜。

三橋氏
他のほら、あの「ユーロピア」も下がってるでしょ?

「イギリス」もだよね、「ポンド」下がったから。
「韓国」も「ウォン」が下がったから、ということで、
「2020年」に「ドル建て」が「バーン」と起こったんだけど、それはまぁ「為替の影響」でいいですわ。

高家氏
はい。

三橋氏
じゃあ「日本円建てで見たらどうなんですか?」と、というのがこれです。

「日本のGDP」は「97年」を皮切りに「まるで、成長していない」、政治のせいで

「97年」「橋本緊縮財政によって、デフレ化した年」がピークで、「540兆円」だったんですよね。
そこから「円建て」で、ずっとこうでしょうね、
あ、ちなみにここ「0」じゃないからね、これ「GDPが、半分に落ちちゃった」わけじゃないからね?

こんな感じで、で、「日本のGDP」の「ピーク」が、実は「2019年の7月・9月期」です、四半期で言うと。「19年」が一番大きかったのね。

そこで「消費増税」、さらには「コロナ」ということで「ガクーン」「GDP」が落ちまして、
その後、回復はしてますけど、まだ「2019年」の水準を回復しておりません、「2022年」の時点では。

で、これもっと情けないことに、「1997年」と比べると「1.02倍」とかかな?
「まるで成長していない」という、「安西監督」の言葉がこれほど似合う国はないでしょう?という現実なんだけど、
これでも「まだマシ」だったんです。

続きはYouTubeで確認 🐾

https://youtu.be/oZC9OKF6o1I

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