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自分と向き合う


体調を崩し
仕事を一つ辞めることに
なった




私の母は本好きで
小さな頃から図書館通いに
付き合わされて、

そんな私のそばには
いつも文豪たちがいた




母は厳しい人で
テレビやゲームは
滅多に与えてくれなかった



おかげで
「 趣味は読書です 」
そんな取り柄しかない
つまらない大人になっていた




進学しても
何になるかわからない文学部で
純文学の研究までした


谷崎、太宰、漱石を
熱く語る私を見て育った
娘たちもまた
文豪好きになった。笑

自然主義文学 歌人 若山牧水歌碑




本当にこれが
何になるのか

生きるには無意味で
自己満足で
くだらないほど
何にもならなくて
時々ばからしくなって、




でもその
あまりにも“くだらない“

純粋で
何も求めないものこそが



その人にとって
人生を一番幸せに豊かに
してくれるものなのかも
しれない




体調を崩して
仕事を失って、、


でも
そんな自分と向き合う
幸せを感じている私は
そう思った




 加島祥造さん詩集「求めない」より

  求めない ー
  すると求めたときは
  見えなかったものが

  見えてくる


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