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転職することにしました②

(「転職することにしました①」からの続き)

自分の得意分野

 前回記事のような背景があって外に出ることを考え始め、採るべき道について自己分析するわけですが、私の場合は結構明確で「BtoCの不動産事業」でした。
 
 住商では大型開発(数haの敷地での大規模再開発等)を経験するなど、とかくビジネスサイズが大きかった一方で、開発業務においては地権者や地元住民との協議/調整など、“一対一の局地戦”的な個人相手の仕事もかなり多く経験し、むしろ私の得意分野はそちらで、ビッグプロジェクトで名を上げたいというよりは個人向けの仕事の方が向いているなと感じていました。 
 
 また私はかつて分譲マンションの部隊にいたこともあって、結構いろんな人からマイホーム購入時に相談を受けたり助言を求められることが多かったほか、仕事には直接関係無いながらも不動産関係の相談を受けることが年々増えてきていました。まぁ10年以上不動産の仕事をしているとそりゃそうか、て感じではありますが、かなり安直ですがそういう時は直接的に承認欲求が満たされ自分の存在価値を再確認できる瞬間でもあるわけです。

 もともと新卒での就活時も、リテール寄りの仕事、且つ個人にとって一生で最大の買い物である家関係の職種を志望し積水ハウスや大和ハウスなどのハウスメーカーを受けており(当時は業務内容も良く知らずに受けてましたが)、住商であれば不動産のできればマンション部隊に入りたいと希望してピンポイントで配属された感じです。なので原点回帰といえばそんな感じです。

 というわけでやるのであればBtoCの不動産事業、且つ大企業では無いところだなとシンプルに方向性が決まっていました。個人向けの仕事は経験上BtoBで成り立つような正論がまかり通るような世界では無く、理屈と感情を含めたトータルの交渉力が試される場だと勝手に思っていますが、そういう場に身を置くくらいの方が自分には合っているはずだと今は思っています。

転職先

 そうして転職活動を行い、結果的に内定をいただくに至ったわけです。転職先のことは現段階では詳細は書けませんが、業務内容はアパート/戸建て等の収益用不動産の取得・再生・販売・管理を通じて個人の資産形成をサポートすることを生業とする非上場の若い不動産会社です。

 一応隣の芝生は青く見えるということを念頭に、冷静に見定めるべく多方面からのチェックは結構入念に行いました。転職サイトでは現所属社員や退職者の口コミが多数掲載されていて、転職先の会社については称賛されている内容もあれば酷評されているコメントも当然あり、それらも参考にした上で、地に足ついた真面目な会社だなという印象を受け転職を検討。最終的には創業者の(及び会社の)メンタリティーに惹かれ、ここで自律を目指したいと思うようになりました(独立する意志は今のところ無いですが)。経営方針に結構クセのある社風ですが、個人的にはそこにも興味が沸いたというか、、、それはまた書ける日がくれば。。。

 また個人向けの資産形成という観点で、完全に個人的趣味ですがJリーガーのセカンドキャリア問題にも超間接的にですが切り込める分野だと捉えており、実際に転職先の数名に相談したところ皆さん「アリかも」との反応でした。詳細は追い追いとしますが、しっかり公私混同してモチベーション高く夢を叶えてこようかなとも今は思っております。尚、転職先はあるJリーグチームと、ある大学の体育会サッカー部のスポンサーもやっているので親和性はアリ。不動産×サッカーで仕事と趣味の一致ってやつですな。

(続く)

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