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やわらかい頭の作り方

「頭が固い」というと
どんな人を思い浮かべますか?

私って頭が固いなと思うことが多いのですが、
少しずつやわらかくなっていると感じるのは
読書しているからだと思っています。

いろんな人の考え方に触れて
自分の考えを見直してみる。

人ってみんな
それぞれに偏った考え方がある。

それが個性でもある。

でも、偏り過ぎていると
人間関係でのトラブルに発展したり、
生きづらいと感じる原因になる。

本じゃなくても
いろんな人と話をするのもいい。

私にとってはそれも大事だけど
読書のほうが落ち着いて考えられるので好き。

人と話をしていると
すぐに反応してしまうから、
深くゆっくりと考えていられないからかな?

やわらかい頭の作り方

固い頭をやわらかくしたい!
と思っていた時に
本屋で見つけて読んでみたいと思ったのが

「やわらかい頭の作り方」

まだ読み始めたばかりだけど
第1章からハマっています。

個別の行動を変えるより

1つ1つの行動を変えるのは、
「もぐらたたき」のようなもの。

結果はすぐに出るから
解決したように感じて
一時的にはスッキリする。

でも問題の根本の部分はそのままであることが多い。

では、どうする?

思考回路を変えるのだと言う。

個別の行動を変えるより、時間はかかるし難易度は高い。
でも、全ての行動が一気に変わる。

子育てで考えてみる

数年前まで私が娘によく言っていた言葉

「なんで早くできないの?」
「なんで間違えるの?」
「いつも○○してばっかり」
「靴下を脱ぎ散らかさないで!」

書いてみると
最初の3つは、ひどい言葉・・・・。

「靴下を脱ぎ散らかさないで!」というのが
まさに行動レベルで指摘するってこと。

言われたその時は子供は
靴下を指定の場所に持って行くだろう。

でも、また違う時には脱ぎ散らかす。

そして、母である私は
「何度言ったら分かるの!」
「いい加減にして!」と叫ぶ。

これが、個別の行動を変えようとしても
一時的な対処にしかならない典型例だと思う。

行動レベルで何を言っても、元に戻る。

「何度言ったら分かるの?」の答え
→何度言っても無駄です。

どんな言葉がけをする?

「手伝ってくれてありがとう」
「お母さん、助かったよ」

してくれないこと、
できなかったことに目を向けるのは簡単。

だって、子供ならその方がたくさんあるはずだから。

あえて、してくれた時に
ポジティブな言葉がけをする。

過剰に褒めるのとは、また違う。

個別の行動に対応するなら
ネガティブよりもポジティブな言葉がけを推奨!

思考回路を変えるって?

「何度言ったら分かるの!」と
親が叫んでいると
子供は(いや、誰でも)話を聞きたくなくなります。

お母さんの話を聞こう。
知りたいな。どんなこと言うかな?

そう思えば、子供はきっと親の話を聞く。

私がこれまで娘にかけてきた言葉や
いろんな経験が積み重なって
娘は「どうせ私なんて」「私にはできない」と
思ったり、言ったりすることが増えていた。

これではダメだ!

「私にはできない」から「私にもできる」回路に
変える必要がありそうだ。

そう思っていた時だったので、
この本に出会って背中を押された気分。

行動の背後にある気持ちを知る

思考回路を変えようと思ったら、
すぐに結果が出ることを期待してはいけない。

1つ1つの行動で
どんなに苛立ったとしても長期戦で挑むこと。
(いや、戦わなくていいんだけどね。自分との戦いかな)

例えば「靴下、脱ぎ散らかし問題」

「靴下を脱ぎ散らかさないで!」は
一番ムダな言い方のような気がする。

「○○しないで!」と言うのは
それを促すような呪文の言葉。
(赤い象を想像しないで、ってよく例に出されるよね)

どうして欲しいかを伝えるのが大事。

「靴下を脱いだら洗濯カゴに入れて」とかね。

それでも脱ぎ散らかす。

その場合は、理由があってそうしてる。
一番の理由は、たいてい面倒だから。

脱ぎ散らかしても誰かが洗濯カゴに入れて
洗ってくれると知ってるから。

娘に聞いてみた

なんで脱ぎ散らかすのか娘に聞いてみた。
一方的に怒ってばかりよりも
問題解決のためには、やっぱり話し合い。

娘に聞いてみると、
そもそも靴下を履くのが嫌い。
家に帰ったら、すぐに脱ぎたくなるから脱ぐ。
その場に置いて忘れるということらしい。

そもそもを知るって大事。

人によって、「そもそも」とか「前提」が
かなり違うことが多いのに
親子とか夫婦とか、近い関係だと
どうしても同じだと思いがち。

いつも靴下を履いていて
お風呂に入る前に靴下を脱ぐ私は
当然、洗濯カゴに靴下をいれる。

娘が脱ぎたい!と思った時には
洗濯カゴは近くにはない。

自然と思考回路が変わる

普段から話し合うことをして
考える順番や内容を知っていると
子供は自分で考えるようになる。

この靴下問題の場合、
娘は帰宅したらすぐに靴下を脱ぎ、
直行で洗濯カゴに靴下を入れると決めた。

そして実行するようになった!

「私にはできる」という土台の上に
学んだことを積み上げていく。

そうすることで自分の力で考えられるようになる。

思考回路が変わるのも
この土台があってこそ。

いきなり、子供が自分で思考回路を変えるって
難しそうと思うなら、
普段から一緒に考える機会を増やすといい。

一緒に考えて、最終的には子供に選ばせる。
失敗したら、また一緒に考えて別のものを選ぶ。
そんな繰り返しで子供は学び、親としても成長できる。

まとめ

まだ読んでいる途中の「やわらかい頭の作り方」。
第1章を読んだだけでも考えさせられることが多く、
子育てにも応用できるなと感じた。

私って頭、固いな!と思う人には
とってもおすすめの本です。

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