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紙1枚で伝えることのハナシ

就労継続支援ビルド、土曜日恒例(になる予定)のデザインセミナー

第2回を開催しました。

当初の予定は【やさしい(?)レイアウトの話】だったのですが、

色々考えてみたら、レイアウトの話を1時間に収めるのは難しいし、ほんの入口の話しかできないんなら、そのもっと前の入口の話をしたほうがいいと思うんだよね。

というしゃちょーの気まぐれにより

【グラフィックデザインとは?】という入口のお話になりました。

細かいレポートはまた改めるとして

今日一番印象に残ったことだけ記録しておきます。

最後に利用者さんから感想や質問をいただいたときに

サイトならいろんな情報を盛り込めるけれど、紙1枚で伝えるなら絞らないといけない。何をポイントに押さえるのか?何をいちばん伝えたいのか?が重要なんですね」と言っていただきました。

本質...っ!


ビルドはグラフィックデザイン、紙モノ・印刷物の広告を主軸にしているので、本当にココがとっても大きいです。

それを、こうしてわかってくれる利用者さんがいらっしゃるんだから、ビルドは幸せ者ですね。


ビルドでは、IllustratorやPhotoshopの操作練習の後は、「いかに情報を伝えるか」という部分や情報整理(何を伝えるか)のテクニックを練習・習得していくんです。

正直なところ、全国的にITスキルやデザイン、イラストをメインに据えた就労支援事業所なんてたくさんあります。

ビルドは全然珍しくないし、札幌市内だけでもA型B型移行問わずたくさんたくさんあります。

IllustratorやPhotoshopの資格取得を目標にしているところも多いです。

「発達障害=クリエイティブに向いている」とか「人と交流しないコツコツ系の仕事なのでコミュニケーションが苦手な方にもピッタリ」といった謳い文句もたくさん見かけます。

デザインの仕事の難しさも、障害のある方の特性もよーーーっく知っているビルドだからこそできることがあるという自負があるんですけどね。

日本の片隅でひっそりと「ほんとう」を伝えていきたいですね。

いただいたサポートは利用者さんの工賃に!素敵なヘッダーイラストを描いてくださった皆さんに還元しますね。