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2022.8.25 スペース設計の意見交換会レポート

みなさんこんにちは。
株式会社リクルートホールディングスが運営する新アートセンター BUGのスタッフです。

今年3月に竣工したBUGのスペースですが、着工前には、設計を担当いただいた平井政俊さんと、アーティストやキュレーターの方々にご参加いただき、設計についての意見交換会を行いました。今日はその時の様子をご紹介します。

スペース着工前のプレ企画

2022年7月に実施した「遮光実験映画祭」に続き2回目の企画となる今回は、天井の解体工事を終えたばかりのスペースで7.1mの天井高を体感しながら、具体的なスペースの設計について、展示場所として理想的な形を探るために、アーティストやキュレーターの方々と意見交換をしました 。

壁や床をテープで区切り、実際の設計内容をイメージ

写真: 加藤甫
写真: 加藤甫

設計・施工管理を担当される平井政俊建築設計事務所の平井さんらにも参加いただき、最初にスペースのつくりや動線について、現在の計画を説明しながらみなさんに空間をご紹介しました。7.1mの天井高を有し、大通りに面したガラス張りの空間を展示しやすい場所にするためにはどうすれば良いか、壁や床をテープで区切り、実際の設計内容をイメージしながら意見を出してもらいました。「壁面の高さはどの程度あると良いのか?」「天井の仕様はどのような形だと展示に適しているか?」など具体的な視点から議論が生まれました。

スペースの設計案や検討事項について議論

徐々に日が落ちていく中、スペースの設計案や検討事項について改めて平井さんにご説明いただきました。

写真: 加藤甫
写真: 加藤甫

「(大通り沿いの入り口を見ながら)大通りにフラットにつながっている扉は珍しくてカッコいい。入り口の目の前に壁が建つのは勿体無い。」「カフェとギャラリーが併設しているので、美大生が東京駅に来ること自体難易度が高いが、学生にも使ってほしい。」「リクルート従業員と若手アーティストが出会う場所としてもカフェは活用したいと思っている。」など、来館者の動線についてや、カフェのあり方についての意見も出ました。

日没後もまだまだ続く……!

日没後もまだまだ議論は続きます。「本当に今後、つくった壁を使った展示が続くのか。先を見据えてアーティストのためになることを考えたい。」「オルタナティヴ・スペースでの展示は各地でもやっているので、ここはいつでもホワイトキューブでできるということを強みにしても良いと思う。」という意見などもありました。

写真: 加藤甫
写真: 加藤甫

今回の意見交換では、スペースの具体的な設計内容の議論を通して、どうすれば若い才能を持ったアーティストたちが挑戦したいと思えるスペースにできるか、活発な意見交換が行われました。

イベントに参加いただいた皆さん:雨宮庸介さん、池田佳穂さん、うらあやかさん、加藤甫さん、丹原健翔さん、長谷川新さん、山内祥太さん(五十音順)ご協力誠にありがとうございました。

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