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また行きたい国、街

私はそれほど多くの国を旅したわけではありませんが、それでも「また行きたい国、街」はあります。

1.まず、私が行った街と国。

スペイン(3回)…マドリード、クエンカ、バルセロナ、バレンシア、サン・セバスチャン、ビルバオ、ビトリア、パンプローナ、サラゴサ、テルエル、グラナダ、ハエン、アルカラ・デ・エナーレス、コルドバ、セビリア、フィゲラス、ジローナ、アビラ、サラマンカ、セゴビア、ブルゴス、オンダリビア、トレド

フランス(3回、内2回はスペインから車移動)…パリ、ヴェルサイユ、ラリューヌ山峰、アンダイエ

台湾(2回)…台北、彰化県(鹿港鎮)、九份、十分

中国(2回)…上海、香港、マカオ (香港、中国にカウントしてよかったかしら💦)

イタリア(1回)…ピサ、フィレンツェ、ボローニャ

タイ(1回)…バンコク、アユタヤ

メキシコ(1回)…メキシコシティ、トラスカラ、プエブラ、イダルゴ

韓国(1回)…ソウル

アメリカ(1回)…グアム

少ないです。9カ国。でも、それぞれに思い入れはあり。

2.注意点

私は旅行の際、「現地人しか行かねーわ、んなとこ」を好んでいく傾向があります。日数にもよりますが、初日と2日目に定番を回ったら以降はマニアックプレイスを探して行くタイプです。

ローカルタウンすぎて現地の人が困っちゃうところによくいます。

有名タウンしか書いていない国は大抵友人と旅したとか、それに伴うツアーだったところです。

ということで、「現地人しか行かねーわ、んなとこ」を中心に描きます(要はスペイン多め)


3.また行きたい①:アルカラ・デ・エナーレス

どこだそれ!?

ですよねー。

スペイン、マドリード近郊の街です。電車で1時間くらいだったかしら。田舎です。

が!忘れることなかれ!

スペインが世界に誇る文豪、ミゲル・デ・セルバンテスの生まれ故郷です!

セルバンテス!?誰だそれ!?と思われた方、

「『ドン・キホーテ』の作者じゃー!」と言えばよろしいでしょうか。

安さの殿堂じゃないよ。

騎士道物語のほうだよ。

ここはセルバンテス一色の街です。生家も遺されていて、今は病院です(そもそもセルバンテスのお父さんはお医者さんです)。

街の広場には愛ロバ・ロシナンテにまたがるドン・キホーテと従者サンチョ・パンサの銅像があります(これはスペインでは割と見る)

アルカラ・デ・エナーレス大学は学内ガイドがあるのですが、セルバンテスゴリ押しです。卒業生でもないのにゴリ押しです。そして中世から翻訳など言語に特化した学問が盛んだった大学で、日本語学もあるらしいですよ。

そんなマドリードのご近所さん、日本人ほとんどいません!そもそもアジア人少ない!いるけど少ない!

ディープなスペインを見たい人にお勧め。

ちなみに、初めてのスペインでマドリード近郊の街を旅したい方には古都トレドのほうがいろいろ整備されているので旅しやすいと思います。トレドはマドリード遷都前のスペイン(カスティーリャ王国)の首都だった街です。大聖堂やエル・グレコの作品群は圧巻です。



4.また行きたい②:台湾・鹿港鎮

これぞほんとにどこだよ、というところ。『ろっこう/ ルーガンちん』と読みます。鎮とは村みたいな感じ。

台湾は台中より電車で一時間強、彰化県というところにある小さな小さな歴史地区です。

どうやって知ったよ!?という話なんですが、

スペイン時代の苦楽を共にした戦友とも呼べる台湾人の友人がこの彰化県出身で招待してくれたのさ。

朝、台北に飛行機到着、そのまま台湾新幹線(高鐵)に乗って台中まで行き、超!!ローカル線に乗って会いに行ったのさ。(つまり大都市台北・台中は素通り)

券売機さえなく、駅員さんに行き先伝えて切符出してもらうレベルのローカル線でした。何それ素敵。

そこでまずついたのは県庁所在地の彰化市。そこもディープ!!!古き良き台湾の感じが出ててツボ!日本のものが見えないってイイね👍

そこから鹿港鎮まではパパさんが車を出してくれたんですが(日本はいい国ですねぇ、とべた褒めしてくれました)、

私の心にツボでしかない!

日本人いない!食べ物、建物、全て現地の匂いしかしない!台湾なので感じで頑張ればどうにかなるので筆談で話すの楽しい✨龍山寺というお寺はここを代表する建築物ですが、独特の色合いと建築様式で興味深いです。

ちなみに、どのくらいローカルかというと、岡山倉敷の美観地区、埼玉の小江戸川越が大観光地に見えるローカルさ。(実際、倉敷も川越もとても立派な観光地です)

この時は二度目の台湾訪問だったんですが、私が「超ローカル好き」というのを熟知していた友人が「台北はもう見たし、あんたこっちの方がすきでしょ。私の街に来なよ。もっと古いものがあるよ」と。

ほほほ、そうですのよ。

ちなみ、友人は翌日仕事というので、晩には台北に行き、翌日は台北を旅行しないでまた田舎の九份・十分へ行きました(この2つは有名すぎるので省きます)

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龍山寺の本堂の屋根。これはなかなかですよ


5.また行きたい③:フィゲラス

芸術好きの方なら知っているかな?『変人・サルバドール・ダリ』の故郷です(浜辺に溶けかけの時計が書いてある絵を書いた人、またはチュッパチャップスのロゴ書いた人と言えば分かります?)。スペインの北部、フランスに限りなく近い街です。現地の言葉、カタルーニャ語ではフィゲレス。

ここは本来、県都のヘローナ(カタルーニャ語:ジローナ)という街に行くついでに行ったんですが(実家に招待してくれた生徒がいたの)、行ってよかった!!

時間の関係で、ダリ劇場美術館しか行ってないんですが、それでも十分!!

すっごい面白いです!まず、建物がケーキの形でかわいい!

ダリのわけわからない思考がダダ漏れなんですよ。そこがいいの。

スペインの画家というとピカソが有名ですが、私はここへ行った日から断然ダリ派!何百というピカソ作品を見たけど、「年中夏!?」というくらい晴れの日だらけのマラガ出身のピカソの大胆さより(時代によってはそうじゃない時もあるんですが)、ちょっと影が見えるダリの緻密さが好き!

ちなみにダリが変人と言われたのには実は諸説あって、一番有名なのが自身が生まれる前に亡くなったお兄さんの名前がまさかの『サルバドール』だったということ。自分と同じだったんです。幼い頃から両親に連れられて、自分と同じ名前の人のお墓を見て育つってどんな気持ちだろう?死んだ息子と同じ名前を次に生まれた息子につけた親を見てどう思ったんだろう?そう考えるとちょっとやるせない気持ちになるのです。

フィゲラスはマドリードからは行きづらいです。バルセロナからどうぞ。



6.また行きたい④:ソウル

キリがないので一度ここで最後にします。

そして最後に持ってきたのは超有名どころ、韓国・ソウル。

「有名どころは書かんのじゃないんかい!」と言われそうですが、これには深い訳がありまして。

私、ソウルって5時間しか観光してないんです。

スペインから日本に帰ってくる際に乗り継ぎで立ち寄っただけなんです。

その際に、乗り継ぎ時間が12時間もありまして。流石に12時間空港にいるのも嫌なので、空港主催のバスツアーに参加しただけなんです。(でも入国手続きしているので行った国カウントしてみる)

有名なところをくるーっとまわっただけ。

その日集まった人で開催されたツアーで、決まったルートをまわっただけ。

なのでゆっくり見たい。そういう意味でのまた行きたい。

7.次行きたい:世界中

どこでもいいです。

日本にない空気感を味わいたい。日本国内ももちろん行きたい。

再訪でも構いません。また行きたいところ、ここでは書き尽くせない。

他にも「まだ魔女信仰が強く残る村」や「公用語がほとんど通じない(地方公用語しか通じない)村」なども行きました。全て魅力的。

でも、新しいところで新しい発見もしたい。

南国セブ島もいいなー

北欧フィンランドでムーミン見てもいいなー

中東も面白そう✨

カナダの大自然も見てみたい。

早く世界がまた自由に行き来できる時が来て欲しいです。




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