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「頭が切れる!?ぎゃー!」

オンライン会話クラス。

今週も体の部分を使った慣用句を見て、意味を考えてみました。

私がちょこちょこ出すヒントからどんな意味かを推測し、いつ使うのかを考えてみるアクティビティ。

パッと思いついてやってみただけなのですが、案外評判。

今日は『』と『』を使った慣用句

・話の腰を折る

・重い腰を上げる

・本腰を入れる

・腰の強いうどん

・腰を抜かす

・逃げ腰になる

・腰が低い人

などなど『腰』は物事を行うときの態度や行動の仕方を表したり、麺類やもちの粘り、弾力が強いことを表します。

その前に、うっかりしてましたが、腰って英語やスペイン語にいい単語がないんですよねぇ…背中(英:back、ス:espalda)の下の部分やら、お尻の上なんて言ったりして。まずは腰の説明に苦労しました。笑


頭は、

・頭が柔らかい/硬い

・頭を使って話す

・(売り上げが伸びず、)頭が痛い

・(あの人の態度には)頭が下がる

・頭にくる


などなど。腰よりは頭を使った慣用句の理解は早く、スムーズでした。

「スペイン語でもusar la cabezaと言いますよ!(直訳でまさに頭を使う)」

「頭にくる、は言わないけどジェスチャーします!『私の気持ちここまで!(こめかみ辺りに手を当てる)』っていいながら!」

ほうほう。

面白かったのは

「頭が柔らかい…すぐ忘れる?バカな人ですか?」

それはもう脳みそ溶けてるよ!(笑)

いえいえ、考え方がフレキシブルでね、いろいろな問題があってもいろいろと新しい考え方が浮かぶ人。


みんなの顔が引きつったのが、

頭が切れる

「頭が切れる!?!?😨😨」

頭が刀か何かでスパーンと切られるところを想像したようで、

「こわい!どんな意味!?」

いやいや落ち着け、そんな表現、あったとしても紹介しないわ。

しかも、その場合は「頭が切られる」か「頭切る」でしょう?(文法的に)

私:「頭が切れるはすごく頭がいい、という褒めるいい方です」

全員「それは変です!!!!!」(間髪入れず)


いや、変と言われても。

外国語の表現を聞いて変と言われても文化だそれは。


私「だって、この切れるって鋭い…afiladoの意味だし

全員「あ~( ´艸`)(納得)」

頭が切れる→頭が鋭い→勘が働く、感覚が鋭いとつながった模様。


ちなみに、この頭が切れるはスペイン語で

no tener un pelo de tonto (ノー テネール ウン ペロ デ トント)

ど直訳→バカの頭(正確には髪の毛)は持っていない

個人的にこの言い方も大概酷いと思うけど🤣

言葉を知るというのは文字だけでは追えない深い世界がありますね。

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