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器が大きいひとになりたい

陶芸が深い。

ROOTE BOOKS 
中のカフェには本がたくさん。めっちゃ癒される空間です。

到着したばかりの先生と、簡単にご挨拶をすませ
早速、作りたいものを決める
最初に先生がやり方と流れをさらっと見せてくれて
すぐに体験にはいるので、
知識と準備0、やる気100で行ったわたしは、
えっ、もうやっちゃうの?と一瞬ひるむも

そうか体験て、体でやるものだもんね
やらなきゃはじまらないか〜
がんばるぞーーーーー!

と鼻息を荒くしたのもつかの間、いきなりつまづいて。
まず粘土の塊を筒状の形にしていくんだけど
爪が長い状態で行ってしまったので(やる気だけはある)
爪が土にめりこんでしまう。こんなんでできるのか?
それなのに、先生は
「だいじょうぶですよー」といってくれた
こんなに「だいじょうぶ」が安心する言葉だったなんて

筒状の形になったら、薄くしていく
形を作っていくとき、力加減もさることながら
水分量にもきをつけなければいけない
手に水をつけるんだけど、乾燥してくると
手が土にくっついて、ぐにゃってなったりする
一回ぐにゃってなって、もうだめだ・・とおもっただけど、
先生はすっとなおして
また「だいじょうぶ、だいじょうぶ」といってくれた
もう、なんか泣きそう

一回失敗すると、人はそれに気をつける
気をつけすぎて、今度は水をつけすぎてしまう
水が多いと焼いたときに割れてしまうらしい
なので、つけすぎないように気をつける
失敗しないとわからなかったことだった

最後に筒上のものから、お椀型に広げていくんだけど
これが、どうもうまくひろがらない
だって力をいれたら、べろーんってなっちゃうかもしれないから
力を入れるのがこわい〜

そこで、だいじょうぶ先生の登場
「ゆっくり手を傾けていって、気づいたら形が変わってたって感じで
やるといいですよ」とアドバイスをくれた

そうか力じゃないんだ!
力をぬいて広げるイメージをしながら、ゆっくり手を倒していったら
おお・・・ほんとに広がってきた

器を広げるって、力を抜いて自分を信じて許すことなのかも
で、気づいたら広がってた!って感じなのかもしれない
器の大きい人は、ゆるくてゆるしてくれるもんね

なにこれ、深い!!

無事に形ができたら終了〜
変に力が入っていたのか、ちょっと体がいたい
でも、最後までやりきった達成感でいっぱい!

・つくりたい形を決める
・説明は簡単に、とりあえずやってみる
・失敗してもだいじょうぶ
・かげんが大事
・力をぬく
・気づいたら形がかわっている
・だいじょうぶ先生がいると安心

なんか楽しく人生を送るのに必要そうなものばっかり
人生をデザインするとか、自分でつくるとか聞くけど
こういうことなのかなー
モノをつくるって楽しい!と思った体験
力をぬいてゆる〜く自分の器をひろげていこうとおもった

できあがりはコチラ
おもったよりよくできて、満足。


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