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【アラフィフ・エッセイ】もし、もう一人兄弟がいたら


もし、もう一人兄弟がいたら、、、

もっと言うと、、、

もし、もう一人【役に立つ】兄弟がいたら、、、

と、思う。

 都会の核家族で育ち、田舎の祖父や祖母に会うのは夏休みの帰省時で、年に一度の行事、、、
そんな感じでした。

 あまり、人間が【老いる】ということを身近に間近に、毎日のくらしの中で自然に見てきた経験がないせいか、50を過ぎた今ここにきて両親の【老い】というものを【ことさら】実感している私。

 両親は後期高齢者。身体に故障箇所も出てくる。
さまざまな面で、サポートが必要になってくる。

 娘である私は、同居はしていないので、
いちいち実家に通いながらサポート。

毎日通う。

日に何度も通う、、、こともある。

仕事の合間に、病院に連れて行くことも多々。

自分の出来る範囲内で、出来ることはやりたいから
、自分の家のことをしながら、フルタイムで働きながら、毎日いっぱいいっぱいだ💦

父のこと、母のこと、ダブルで
私ひとりで、せっせと、サポート
、、、そんな感じ。

そんな時、もう一人【私みたいなの】がいたらなぁ、、、としみじみ思う。

遠くにいる兄弟ではなく、親の近くに住んでいる【役に立つ兄弟、、、】

そうすれば、兄弟で調整しながら、負担も分散され、余裕が生まれるから、清々しい気持ちで、
手厚くサポートも出来るであろう。

確かに今は、さまざな介護サービスがあり、必要に迫られた時には利用したこともあるし、本当に大変有難い。

それはそれとして、、、

身近に頼れる兄弟等がいれば、両親にとっても、
私にとっても、心の負担は軽いというもの。
めんどーな手続きもいっさい不要。


そういえば、パターンは違えど、明治生まれの私の祖母が、子育て中に、

【もう一人、頼れる兄弟がいたら、、、】
そんなことをよく言っていた、、、と、
昔母から聞いた事がある。

きっと祖母も、頑張っていたんだな。
病気で伴侶を(要するに私の祖父)、早くに亡くし、たくさんの個性豊かな子供達を抱え、女手ひとつで奮闘していたんだろうな、、、。

しんみりと、今は亡き祖母に思いを至してみる。 

、、、望みは一緒でも、
今の私と祖母とで違うところは、

てんてこ舞いであったとは思うが、
日々成長し、我が子自身の
【出来ることが少しずつ増えていく】
子育て中とは違い、

両親のサポート中に私が感じることは、
日々、老いていくなかで、両親自身の
【いま 出来ていることに、とてつもない
感謝の気持ちが生まれる】
こと


、、、お、なんだか、自分で書いていて、
鼻がツーンとしてくる。


こんなことを書きながら、また今日も、
かなりの個性派で不器用、周りと協調なんかしない型破りな母に向かって、カーッとなって、
大声で早口でまくしたててみたりする

、、、ぶどう🍇なのです。

秋を纏いに、、、


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