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「ハロウィン遊び」のとある日!

「おりがみのキャンディー作りを自然に促してみた日常の一部です」

「トリック オア トリート!」という言葉を覚えた4歳〜6歳時の女の子達がハロウィン遊びを始めました。

仮装で洋服も魔女のような服を作る子もいました。
ただ、どの子も同じ形ではないんです。
「私はこれでこうしたい!」とハッキリイメージを持って洋服作りを伝えていました。

それは絵本などで登場人物などが理解できていて、憧れているのもがそこには生まれました。
そうすることで、「私はこれになりたい!」と自分で自信を持って決められることが大切なことだと思います。

他のお友達が作っているのをただ真似をする子はこれから先も自信が自分に持てず、発想力もないままかもしれません。
自分で「これがいい!」と決めていて作っている時にお友達の真似して取り入れる子は新しい感性を取り入れることに敏感です。
相手が嫌がらないならいいのではないでしょうか!


ハロウィン遊び

できた洋服を着て「トリック オア トリート!お菓子くれないと驚かしちゃうぞ」とやりとりが自然と始まりました。

始まる前に「キャンディー作らない?」と違う子に声をかけていた私。

「うん!つくる!」と興味を持ってくれました。

【作り方】
🍬いらない柔らかめの紙を手で丸める

🍬好きな色のおりがみを1枚選びます

〜アレンジ〜
seriaのスタンプペンで柄を付けても可愛いですよ!



🍬最初に丸めた紙をおりがみの真ん中に置きます。矢印方向に巻いていきます!


🍬矢印のところをねじる!




🍬できあがり!


「トリック オア トリート!」ときた時に作ったキャンディーを渡しました。
すると、「え!これ作ったの?」と興味を持って女の子達の会話が始まりました。

私のところにきて「私もキャンディーつくりたい!」と来てくれました。
どんどん集まってくるので、作り方が分かる子にも先生役で教え合ってもらいました。

そして、たくさん作る子どもたち!
「入れ物も作ったら?」と提案すると、
「そうだね!」とプラチックの入れ物に紙で取っ手を付けていました。まるで、籠のようです!
「他にも違うお菓子作っても良いかもね!」と伝える私。
「わたし、チョコつくる」と伝えるてくれました。
「何でつくる?」と質問してみると」
「えーと!おりがみでつくる」と答えてくれました。
他の男の子は「ポテトチップつくる」と張りきっていました!

そして、女の子達はその作ったお菓子を持って「ハロウィンパーティー」をやるんだそうです。
おままごとコーナーで女子会のようにワイワイ楽しんでいました。


〜メッセージ〜

私は昔の保育とは違い、子どもが自然に「これやりたい!」と興味を持ってくれるタイミングを大切にしています。

だからこそ、色んな引き出しを用意しなければなりません。

この「キャンディー作り」は1つの例です。
他にも色んなアレンジができますし、「楽しい」なら何でもありだと思うのです。

頭で「これをやらせよう」と保育士が決めても興味のタイミングが違うことがあります。

「これを作りたい!」と目的ができたら、まずはどんな素材や接着方法があるのかをそういうやり取りから学んでいきます。
「くっ付かない」のはどうしてだろう?と色んな壁にぶつかりながら学んでいくんです。

それを「これを作るなら、これとこれだよ」って大人が選んだり、手伝いしすぎるとそれは大人の作品です。
その大人は「綺麗に完璧に作りたい」との思いを勝手に子どもに押しつけているだけ!
子どもは「あーつくれない」と、できないことも理解しながら、1つずつできるようになる達成感を味わえるようにしていくのが大切です。
癇癪を起こす子もいるでしょう!
それは「甘えたいけど、表現がまだ未熟なだけです」怒らずちょっと冷静になるまで待っていてあげて欲しいのです。
そして、「手伝って」と言葉で伝えてくれた方が嬉しいよ!と、具体的に伝えてあげて欲しいのです。
それと、大人が手を出しすぎると、子どもの達成感はないんです。

時間がかかっても大丈夫なんです。
忍耐力もつくし、発想力、精神力などいろんなことが必要になります。
子ども達の心を大切に育てるように楽しみながら遊べたら最高です。

このハロウィンは、キャンディー作りから他のお菓子も自分で作れる自由なアイデアを出すキッカケ作りです。
そこから、入れ物も「せんせい、作って!」ではなく、「自分達で作れる!」という楽しみが増えました。
できばえは、子どもの心が満足していれば何でも自信に繋がります。作った作品に「何これ?」などの声かけはやめてくださいね!
この言葉掛け1つで自信は失われていくんです。

「自信」を持ってたくさん作ることで、指先もたくさん使うので、脳の成長にも良いのです!
下手くそでも「素敵だね」って人から言われたら嬉しいと思いませんか?

その後、女の子達が集まって集団で遊んでいる姿を見て「人間関係もよく成長しているな!」と感心しました。

心が満たされていると、世界が綺麗に見えます。
「愛着形成」がうまくいっていないと、お友達関係でトラブルが多くなります。

だからそこ、人格の土台となるこの保育園時代は良い言葉や愛情が大切になりますよ。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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