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伊鞠
2020年11月8日 10:13
目を開けると、前田くんが隣で寝ていた。 あぁ、一瞬忘れてた。風俗ごっこのセックスしたこと、忘れてた。 そこにあるゴミ箱に、散乱したティッシュとともに、 記憶ごと捨ててしまいたい。 どうでもいい夜。 何もなかった夜。 ねぇ良介、あなたが見たら、なんて思う?またバカなことしてって思う? 大事にしろよって、言ってくれる?存在しない幻影に、 口から
2020年10月21日 05:16
羞恥心はもう忘れた。自分を大事にするとか、なんだっけ。何を大事にするんだっけ。それより抱かれたいよね。狂いたいよね。余計なこと、何も考えたくない。***「ユキちゃーん!ここ、ここ!」「ユキさん、お疲れさまでーす」大学卒業を控え、送別会ラッシュが続く。今日はバイト先の送別会。年下や、いっても同じ学生が多かったコンビニのバイト。気楽だし、仲良しが多いし、大好きな場所だった。