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グラフィック・デザイナー(50代)の苦悩 〜プロローグ〜 デザインで食べていくという事の残酷さ

みなさん、こんにちは。そして初めまして。フリーランスのグラフィックデザイナー(50代)のブブチチと申します。なにとぞお見知りおきくださいませ。

40代はじめ頃までマーケティング・エージェンシーのクリエイティブ部門にて、サラリーマン・ディレクターとして給与をいただき暮らす日々を送っておりましたが、思うところあって組織を離れ、以後、紆余曲折ありながら現在はフリーランスのグラフィック・デザイナーとして活動しています。フリーランスとしては2023年11月に10年目を迎えます。

僭越ながら自己紹介も兼ねて少しだけお話しさせていただきますと、僕が主にお手伝いさせていただくのは、事業やプロダクトのブランドづくり、それにまつわるコンセプトワークやツール類のデザインマネジメント、UX、プロモーションや広告、パッケージ、ロゴマーク、WEBデザインなど様々で多岐に渡ります。そして、こうして今もデザイナーとして活動し、ささやかながらも生計を立てれているのは、お仕事を発注してくださるクライアントのみなさまのおかげほかなりません。

しかし、自分で言うのもなんですが、この10年ただ指を咥えて待っていたら仕事が降って湧いたわけでもなく、シニアと呼ばれる年齢の僕がデザインで食べていくためには、それはそれは心がケチョンケチョンに折れるような出来事や苦悩もたくさんあったわけで、時に蔑まれ、時に嘲笑され、時に足元を見られ、いい歳したおっさんがオイオイと涙で枕を濡らし、愛犬さえも近寄らない、そんな夜を幾度となく過ごしてきました。

10年という節目において、自分がどんな考え方や価値観でここまできたのか、自身の忘備録として書き残しておこうと思い立ちました。多分それはまた何年かして読み返すときっと面白いかなと思って。そして、そんな試みは生まれて初めてのことなので、どうせなら外に向かって開く事で、どこかで誰かの目にとまり、ひょっとしたらその人にとって少しは何かを感じたり考えたりするきっかけくらいにはなるかもしれないなどと夢をみている次第です。

50代シニア・グラフィックデザイナーの日々の苦悩が、これからを担う若いデザイナーの方にとっては、いく末に通るかもしれない道のいち事例として。同業種の方々には、ともに頑張りましょうという熱いエールを込めて。簡潔に、わかりやすく、やわらかく、綴ることができればいいなと思います。

今日という日がみなさんにとって素敵な一日になりますように・・・。
理不尽な納期要求のメールが送られてきませんように・・・。

では、また。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

                                ブブチチ


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