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~3泊4日断食体験記~②2日目

初日は早い時間に寝付いた私・・
しかし、午前1時半に目が覚めてしまう。仕方がないので1時間ばかりテレビをつけて観ていると、空腹から強い脱力感を覚える。とりあえず部屋に置いてあるおかわり自由の「ハブ茶」を飲んでみるものの体調は変わらず、グッタリ。

「広間の生姜湯が飲みたい!!」という思いと「いやいや、でも今は消灯時間。出歩いちゃいけないっ!!」という思いとがぶつかり合っていた。

しかし、どうにもこうにも我慢できなかったため、意を決して部屋から抜け出し、広間まで生姜湯を求めに行くことに!(もしもこれを見ているやすらぎの里のスタッフさんまたは同じ状況でも我慢をしていた人がいたら、ごめんなさい。。私、夜中に部屋から出歩いてました。。でも「生姜湯は一日三杯まで」は守りましたよ~)

消灯後の廊下は薄暗かったが、「夕暮れ」程度の明るさはあった。もしかしたら、私のような人のことを想定してのことなのかも・・?

そんなこんなで無事生姜湯にありつけた私は、一杯をゆっくりと口に運び、具合の悪さを落ち着けることに成功し、もう一度眠りにつくことができた。

【2日目】

↓2日目のスケジュールはこちら
6:30  お散歩(雨の日はヨガか瞑想)
7:30  気功体操
10:00 朝食
10:45 駅行きバス
16:00 ヨガ気功
17:00 食のワーク
18:00 夕食
19:30 生活習慣改善講座

もちろん、プログラムの参加は自由。
重要なのは心と体の声を聞いてあげること。
自分は何をしたいのか。講座を聴きたいのか、観光をしたいのか、ゆっくりと休んでいたいのか・・


大変な夜を過ごし、目覚めたのは朝5時半。とても気持ちよく起きられた。夜中の苦しみはどこへやら、という感じである。
窓の外からはウグイスの鳴き声が聞こえてくる。(カラスの鳴き声の方が珍しいほど!)

この日は朝から雨の予報。しかしカーテンを開けると、雲はかかっているものの、まだ雨は降ってなさそうだ。
お散歩の予定だが、ヨガや瞑想になるのか?などと思いながらせっせとジャージに着替え、とりあえずマッサージチェアに座ってから広間へと出向く。

広間の方にはすでに数人の姿があり、各々が飲み物を飲んだり足湯に浸かったりしていた。
私も目覚めの一杯にさっぱりと梅湯をいただく。



《お散歩》
6時半、ギリギリ雨は降っておらず、予定通りお散歩の時間。
館長を含め、参加したのは約10人。この日は施設の最寄りのバス停まで、ゆっくりペースで往復30分歩いた。
歩いてる途中にリスを見掛け、一時写真撮影大会になった。

帰ると、テーブルの上には生姜パウダーとハチミツが入った「しょうが紅茶」が!
一気にパワーが復活した。

↑お散歩でリスに会った🐿️



《気功体操》
7時半からの気功体操では一気に人数が増え、中国に古くから伝わるスローな体操を広間で行なった。



《施術》
その後、10時の食事の時間の前後に、施術が順番に行われる。
2日目は、
①マッサージ
②しょうが湿布&ローラーベッド
③干渉波(EMS)治療

の三種類。
1人のマッサージ師につき3人ずつ、約一時間ローテーションしながらの施術だ。

私は食事前の施術だったため、部屋でひと息
ついた後、治療室へ。
もちろん全てのメニューが気持ち良かったが、個人的に干渉波治療が自然と筋肉がピクピク動くのが不思議だったし、気持ちよく感じた。



《朝食》
施術が終わるとすぐに10時の朝食の時間。そのまま広間へと向かい、席につく。


断食コースの朝食に出てきたのは「人参ジュース」。「ジュース」というより、スムージーのような食感。人参やりんご、しょうが汁などが混ざっており、とても色鮮やかな元気色をしている。そしてこれがとにかく美味しいのだ!
人参の甘味をここまで感じたのはおそらく生まれて初めてのことではないだろうか・・?



《自由時間》
朝食を食べ終え、本格的に自由な時間が訪れた。散歩でもするか~、と思って外を見ると、ザーザー降りの雨。
こんな日はさすがに屋内でまったりする人が多いが、知らない土地に来ると散歩をしたくなる私は、坂多めの70分ウォーキングコースへ。

坂の傾斜のキツさより、坂の上から滝のように流れてくる雨水に靴と頬を濡らしながらも、なんとか一周してゴール。
雨に濡れて寒くなったため、すぐ温泉へ直行。

ラッキーなことに温泉は貸切状態!
まずは屋内の大浴場でまったりした後、露天風呂に入る。
雨の露天風呂はとても静かで、心の底から落ち着くことができた。



《食のワーク》
部屋や広間でまったりしていると、あっという間に16時。食のワークの時間だ。
この講座では、「何を食べるか」と同じくらい「“どう”食べるか」が重要だと教わった。
そして、テーブルには三種類のピーナッツが並べられ、それを五感で味わったり、国産ピーナッツはどれなのかを探ったりした。
まず、久しぶりの固形物が嬉しい!
噛めば噛むほど味が出ることのありがたみを実感。

普段は何も考えずにポリポリ食べてしまう物だが、ゆっくりじっくり目の前の食べ物と向き合うことで、それぞれの味の違いを感じられる。「食」の楽しさに改めて気づかされた。



《夕食》


今日の夕食は「じゃがいものすり流しお味噌汁」
さっきピーナッツを食べたからか、これはとても薄味に感じた。本当に、じゃがいもそのものの味だった。

同じテーブルの人たちも「あー・・優しい味ですねっ!」とのこと(笑)
ごちそうさまでした。



《生活習慣改善講座》
この講座は、代表の大沢先生が担当し、やすらぎの里をつくった経緯だったり、理想的な食事の仕方を教えてくれたりする。
また、質問タイムも設けられ、ゲストの質問に丁寧にこたえてくれる。
穏やかな語り口調の人だった。



これで2日目のプログラムは全て終了。
なんだかとても充実したワークの一日だった。


夜中の反省をふまえ、講座終了後に生姜湯を一杯飲んでから寝る準備をする。

・・朝までぐっすり眠れますように、との願いと共に就寝。


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