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~3泊4日断食体験記~①1日目

【はじめに】
先日、伊豆にあるやすらぎの里という施設で断食体験を行なってきた。

というのも、これまでの生活習慣や体質改善をしたかったからだ。私はお腹が空かなくても時間になれば食事をする、いわゆる「頭で食べる」生活をしていた。そして、食べる前はさほど空腹でなくても食べ始めると強い空腹感を覚えていたのだ。加えて、空腹時には脱力感や吐き気を催す、「低血糖症」の症状にも悩まされている。
「断食」は文字どおり「食」を「断」つ行為。今まで私は「低血糖を引き起こすのではないか?」と躊躇してきたが、新生活を迎えるのだから!と、一大決心(笑)をしてのぞむことにした。



【1日目】
断食コースの人は、当日の朝から水かお茶しか口にしてはいけない。
予想では、朝の時点で空腹でフラフラになるのでは!?と思っていたが、案外大丈夫だった。


伊豆高原駅に着くと、やすらぎの里の無料送迎バスに乗り、自然豊かな山の中にあるやすらぎの里高原館へ到着。

入居者はまず、施設の軽い説明を受けてから問診票を記入。その間にウェルカムドリンクの生姜湯が出される。いつもなら好んで飲むことはない生姜湯だが、今回は甘味と旨味を感じた。

↓ちなみに、1日目のスケジュールはこんな感じ
18:00 夕食
18:45 入所説明会
19:45 安眠呼吸法



問診票をカウンターに提出すると、面談の時間を指定される。部屋へと移動し、その時間までしばしくつろぐ。

《面談》
面談は、優しそうな女性が担当してくれた。身体で気になっていることや普段の生活についてなど、事前に記入した問診票に沿った内容の質問をされる。
その後、体重と体脂肪、自律神経の状態を計測。自律神経は初めて測ったが、全て平均値以下。先生曰く、私はあまり元気がないようだ(笑)「リラックス出来ることを探すといいですよ」というアドバイスを受けた。

面談の時、低血糖についても聞いてみた(断食できるのかどうか)。すると、「デトックスコース(「半断食」として、サラダなど少量の食べ物が出される)にも変更可能です」とのこと。私はせっかくなのでそのまま断食コースにしたが、どうしても辛い時は途中でも変更できるのだそう。
それを聞いて、とりあえず一安心。

《施術》
面談後、わりと時間を空けずにカッピング
カッピングには、背中にガラスのカップを吸い付け、血液の循環を改善する効果がある。自分の身体の悪い部分は赤黒くなるため、弱っているところが一目瞭然だ。
生まれて初めての経験で、背中のお肉がカップに吸われてる感じがなんとも不思議だった。うねうね動いている感じがしたのは気のせいなのだろうか・・?
私は肩より上が赤みが強く出たようで、「肩周りがかたくなっているのかもしれませんね~」と言われた。普段のスマホとパソコンの時間を減らそうかな?


《自由時間》
施術が終わると、18時の夕食まで自由時間。3時間半空いた私は、それぞれ10分かかるウォーキングコースを3つ歩いた後、温泉に入り、部屋で施設に沢山置いてある本を片手にマッサージチェアに座って過ごした。


《夕食》
18時、いよいよ初の食事。
広間に集まり、今回の参加者全員と顔を合わせる。今回は2泊3日が13人、3泊4日は10人という内訳。そのうち、私が挑戦する3泊4日の断食コース参加者は5人。男性2人に女性3人だ。巷ではコロナが騒ぎになっているのにもかかわらず、よくこんなに集まったものだ。

ちなみに、ここでは「断食コース」のほかにも、少量の食事を摂りながら内臓を休める半断食ができる「デトックスコース」や、1食当たり500kcalの低糖質バランス食を食べられる「養生食コース」もあり、同じ空間にいながらも配膳される食事内容はそれぞれで異なる。また、同じ「断食」や「デトックス」のコースでも、2泊する人もいれば3泊する人もいる、といった感じだ。


断食コースの夕食は「具なしお味噌汁」
昆布など、四種類からとった一番だしに、三種のお味噌で味付けされている。普段出されたらありがたみなんて感じないような中身だが、朝から何も食べていない身体には貴重なエネルギー源となり、何よりそのおいしさに感動した。
一杯の具のない味噌汁を10分かけて飲んだことなんて初めてである。

《入所説明会》
その後、そのまま広間で入所説明会。滞在中に開催される各プログラムの概要説明や、参加者同士の自己紹介を行なった。その際配られたのが「酵素ジュース」。梅酢の酸味が心地良かった。

今回は一人参加の女性や男性、親子、友人同士、カップルなど、様々な人が参加しているようだ。私と同じテーブルに座った女性と男性は、女性は一人での初参加で、男性は3回目の参加だそうだ。この男性、6年前に奥さんと初めて参加した際に体調が改善し、その後は3年ごとに一人で来るようになったそうだ。良い人たちと一緒で安心した。不安しかなかったが、なんとか頑張れそうな気がしてきた。



この後、安眠呼吸法の講座があったが、私は部屋に戻ってゆっくりすることにし、講座はパス。

部屋に戻り本を読んでいると、緊張がほぐれたのか、21時頃には眠くなってきたため、そのまま就寝。
(ちなみに、消灯は22時。これ以降は各自部屋で静かに過ごす。しかし、その後もテレビは視聴可能。)

こうして断食1日目の夜は更けていった・・



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