「道を降りたんだね。じゃあ、自信が必要だね」

さて、久々に即興で書く。フィリピン留学が終わり、二週間は日本にいる。フィリピンにいる間に、住民税と健康保険の支払い書が届いた。1年間分で、合計で50万。年金と合わせると、約70万が飛んだ。これ、すごいことじゃないか?はっきりいって、出費に見合うだけのペイを受けていない。本当にびっくりした。前年度の所得に基づく訳だから、ある程度は仕方ないのだけれど。。

フィリピンでは、住民税はない。※という記事を読んだのだけれど、もう一度ググったら情報がちゃんと出なかった。本当かはまだわからない。

セブの病院のジャパニーズヘルプデスクの連絡先も分かったので、いつか抗不安剤について取得が可能か、聞いてみたいと思っている。

端的に言うと、フィリピンがとても好きになった。数年前のフィリピンに対する印象は、危険、貧困、大気汚染(特にマニラ)。セブはリゾート地として別格だったので、まずはセブを見てみようと思った。こんなに近くに英語圏があるなんて知らなかった。学校教育が英語で行われることが影響しているようだ。歴史的な背景が多い。

もう一つ、キリスト教国であること。外国侵略がフィリピンにもたらした最大の恩恵はキリスト教という意見を聞いた。彼らはキリスト教をうまく取り入れ、教会のミサやクリスマスを上手にエンタメにしている。と同時に、人生訓のような形で活用している。フィリピン人に思いやり溢れる人が多いのは、こうした敬虔さから来ているのだと思う。モラルの高さという意味では、非常に尊敬できる人が多かった。

先生の一人が、僕に手紙をくれた。会社を辞めたこと、不安で病院に通っていたこと。最終日に書かれた手紙には、こう書かれてあった。

「ここに来た初日の君は、イライラしていて、不安に溢れていた。でも、この一ヶ月でみるみる努力の結果で英語が上達していった。自信を持て。人生、落ちるところまで落ちたら、もう上がるしかないんだ。ゲームを楽しめ」

こんなことが書いてあった。思わず、心が熱くなった。彼は、学校の先生の枠を超え、一人の人間として僕に伝えたいこととして手紙を書いてくれた。僕の心は、フィリピンでゆっくりと溶けていった。

留学で得たものは、英語力だけではない。自分は意外とやれるという自信と、道を、王道を外れることは自分だけの道を創るチャンスだということ。そして、自分だけの道を創るという努力をしている仲間が沢山いること。

フィリピン留学では、ブロガー、会社を辞めた人、これから海外移住を目指す夫婦など、多くの「ドロップアウト系」の人に出会った。彼らは、アウトローなんかではなく、むしろ笑顔に満ちた自分の人生を失敗のリスクも鑑みた上で、自ら選択している人達だった。

大丈夫。道はいくらでもある。

そんなことを、真実として理解することができた。

英語力を高めるために、今度はバギオのTALKという学校へ行く。今のところ三週間の予定だけれど、目標とするTOEIC900点を越えるまで帰らないかもしれない。ここは、毎日模試&単語テスト→次の日にそれぞれのパートのプロが出来なかった問題をマンツーマンで授業をするという超TOEIC特化型の授業をしている。卒業生は、かなりの確率で大幅にTOEICが向上している。

今、おそらく自分の実力はTOEIC800前後。ここからが本当の勝負で、800から900にするのは700から800にすることの2倍の努力が必要と言われる。

14年前の自分が達成出来なかったことを、今、達成したい。比べるのは他の人ではなく過去の自分。

「道を降りたんだね。じゃあ、自信が必要だね」

半年前、親父にこう言われた。そう、本当に必要なのは、自信なのだ。自信を失うと、自分に対する信頼をなくし、自分の決断に迷いが生じる。足踏みばかりしてしまうのだ。

自分は出来る、自分はいける、自分は活躍できる。

それを裏付けるものは、自分が行なってきた努力や練習なのだ。

少し無理をしすぎる癖があるから、そこは気をつけてメリハリをつけること、リラックスすること、努力自体を楽しむこと。これも自分には必要だ。

人生は振り子だ。これから、取り返す。失敗して来たからこそ、今の自分があると誇れるように。

ポジティブは、意志の力だ。



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