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アメちゃんコミュニケーション

職場の同じ班の人がアメをくれる。
ひとりのひとが「私のお気に入りのアメがあるの!!」と自分のお気に入りのアメを配ったことが始まりだった。
それを見た別の方が「私も明日持ってくるね!」と次の日、ご自身のお気に入りのアメを持ってきた。
そうすると他の人も自分のおすすめのアメを持ってくる。
朝の時間やお昼のご飯食べて少し眠さを感じている時、班のメンバーに配ってくれる。
毎日アメ交換が行われる。
みんなそれぞれ好みが分かれていて面白い。
私はみんなの好意をもらうだけ。
隣に座っている女性も「もらってばっかりだったら悪いから」と持っていたアメを配っていた。
「でもなんかわざわざ渡しに行くのってちょっと恥ずかしいね!」とはにかんでいたのが印象的だった。
分かる、私もその気持ち!!
私も「アメを配る」という行為がまだ恥ずかしいと思ってしまう。
そんな気にせず気軽に配ればいいのに、なんのプライドか。
ちょっとドキドキ緊張してしまう。
アメひとつから始まるコミュニケーションがある。
あまり喋らない人でもアメをきっかけで少しだけ会話をするタイミングが生まれる。
「アメ」という好意をもらって嫌な人は、なかなかいないだろう。
派遣の半年限定で集まった仲間だが、おかけで班の雰囲気はとても良い。

それにしてもみんな普通にアメを常備していることに驚いた。
私はアメをもらったら食べるが、自分では全く買わない。
配ってくれる方々は私より年齢が高い方が多い。
「大阪のおばちゃんはアメを常に持っている」って迷信ではないのかもしれない。
私も常備しようかな。
もうおばちゃんだしな。
その仲間に入りたいな。
お返ししたいな。

最近もらったアメで気に入ったのは「塩ライチ飴」
ライチの甘さの中に塩気を感じて美味しかった。
あのアメは今度お店で見かけたら買おうと思った。
昨日はスーパーとコンビニを見に行ったが、置いてなかった。
珍しいアメなのか。

私も美味しいアメを見つけにいこうと思う。
適当に買ったものを配るよりは、自分が「良い」と思ったものをおすすめしたい。
たかがアメ、されどアメ。
ちょっとした気遣いって仕事をする上で大事。
その役目をアメが背負っている。
コミュニケーションのひとつとしてアメは良いアイテムだなぁと思った。

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