勝手にしやがれ
もともと嫌煙派だった。じゃあなんで、22才の俺は煙草を吸い始めたのか。
ちなみに、いまは禁煙中である。
21才の冬から、生活の大変さを埋めるように、ウィスキーと深夜と映画を愛するようになった。
ゴダールが映画界に残した革命についてはよくわからないけど、『勝手にしやがれ』はよかった。
あと、ファイトクラブとか。かっこいい映画に憧れた。
かっこいい映画の主人公たちは、かっこよく煙草を吸っていた。
尖っていた高校時代、未成年のくせに煙草を吸う高校生が大嫌いだった。
だからか、初めてアメスピのオレンジを買ったことは誰にも言わなかった。
で、その『勝手にしやがれ』についての話だ。
なんで煙草の話をしたのかはわからない。
勝手にしやがれ、って実は有名なフレーズで、人によっては、
・沢田研二
・ジャズバンド
・漫画
などなど、いろいろ思い出すと思う。
俺はまっさきに、セックス・ピストルズのファーストアルバムの日本語版タイトルが思い浮かぶんだけど。
多分、「勝手にしやがれ」の一番最初がゴダールの映画だったんだよね。
で、俺がその映画にたどり着いたのは、ピストルズからじゃなくて、沢田研二からでもなくて、the pillowsっていう素晴らしいロックバンドの、「パトリシア」っていう最高のラブソングからで。
その映画のヒロインの名前がパトリシアで。すごい髪が短い、自由なヒロインで。
映画。
動画。
歌詞。
もうね、言葉にできないくらい幸せそう。これを歌ってるさわおさんの表情もいいんですよね。
映画も曲も、オススメです。
最後に、映画から、タイトルにつながる名ゼリフ。
「海が嫌いなら、山が嫌いなら、街が嫌いなら……勝手にしやがれ!」
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