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【幼児教育 整理整頓術①】宝箱 by さおり

さて、今回は、娘(4歳)の「宝箱」について少し触れようと思います。 うちには、娘が2歳のときから取り入れている娘の「宝箱」があります。そこには、彼女が大切だと思うものを入れて来ています。木の棒、巨大まつぼっくり、彼女が作った駒、お友達のお誕生日会でもらった小さなブローチ、大人にとっては、それほど大したものではなかったとしても、子どもにとっては目をキラキラさせて、「これは一生の宝物だ!」というあの感覚。そんなものを彼女は、その「宝箱」に入れているのです。ただ、その宝箱を使用するにあたって、彼女と約束事を事前に執り行いました。
 
1)宝箱がいっぱいになるまでしか、自分の宝は入れられないこと
2)自分の大切な宝は、必ず宝箱にしまうこと
 
  

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これを固く約束し、それまでは自分が好きだと思うこと、集めたいと思うことどこでもどんなときでも集めてもらいました。娘は時には、宝箱から宝を出して眺めたり、遊んだりでも、一日の終わりには、必ず宝箱に戻すようにします。できれば、それぐらい特別な宝箱を選びましょう。なければ、普通のどこにでもあるBOXに一緒に折り紙やシールなどで子どもと一緒にデコレーションをしてもいいと思います。そして、必ず蓋付きの宝箱を選んでください。蓋付きで宝箱がきちんと閉まるということが大切です。そうでないと集めることに終わりがないことになりますからね。

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ある日、彼女の宝物箱がめいっぱいになって蓋がしまらないほどになりました。これ以上好きなものが入らなくなったとき、「決断」のときです。宝箱をもってきて、中に入っているもののを出し、「要る」か「要らない」かを彼女に決断してもらいます。ここでの重要なポイントはママが決めるのではなくて、子どもが決めるということです。たとえそれが、どのような決断だったとしても子どもが決めるということが最重要項目で、それが例えもったいない決断だったとしても、それを尊重してあげてください。絶対に「こっちを捨てたほうがいいよ」とか「捨てるのもったいないよ」なんて言わないでくださいね。月齢が高くなってこの活動をするときは、「どうして?」と理由を聞いてみてもいいかもしれないですね。あくまでも理由だけです。どうして?という理由をきいて、そのワケを考えてもらうことはとても重要だからです。最近娘(4歳)には、「どうして?」と聞くと説明してくれるのですが、時々もちろん理にかなってない場合もあります。でも、否定せずそれはどうして?と聞き続けることだけをしています。(これはまた別のBlogの回で説明しますね)

そうやって娘に選びぬかれた宝は、また彼女の宝箱へとしまわれます。そして蓋がしまって宝箱が余裕ができるとまた他の宝がしまえるようにとスペースを作るのです。娘はそれを理解しています。なぜなら、2歳からそれを続けてきたからです。少ししか捨てないときもありました。そういうときは、すぐまた宝箱の整理をしなければなりません。そういうときが何度か続いたときに彼女は、いくつか捨てる量を増やしました。なぜなら、そうしなければ、新しい宝を増やせないと自分で気づいたからです。

この活動を通して子どもが得られるものは
・決断力
・思考力
・ものに感謝をする心

小さいときから自分にとって必要かどうかを考える癖をつけ、自分の意志で決定をする。そして、宝物にさよならをするときには必ず感謝を一緒に示して自分で捨てます。この自分で考えて、自分で決めるという力はとても大切で、小さいときからそれを行っていることはとても重要なのです。それと同時に整理整頓ができるというこの宝箱活動、是非一度皆さんも家庭で試してみてくださいね。


                                       brooklynkosodate@gmail.com


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