依存からの脱却。
この支配からの卒業、と、この世界を歌ったシンガー尾崎豊は夭逝した。
卒業後の世界は辛すぎたのだ。
僕だって、いや、比べるのものおこがましいが、僕は稚拙な理由で薬物に依存した。
理由は失恋だった。
恋人に依存し、友達を失った。
名曲、あなただけ見つめてる、僕の人生はそれだった。
だから、僕は、見つめるものを失った後には、ただ薬の空箱を眺めた。
薬の効いた焦点合わない目で。
それでも、安定剤のおかげでご飯は食べられた。
もちろん、食べ過ぎて吐き戻すのだけど。
あの頃よりだいぶマシになった僕だけど、まあ、それでも、生きることは不安と隣り合わせ。
エナジードリンクで睡眠薬を流し込んで、今日の日はさようなら。
明日は、きっと最高の世界。だよね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?