子育てにナッジを活用できてたら
このミッキーマウスと101匹わんちゃんのいぬのフィギュア
アメリカのレストランでもらった物です。
25年前、夫の仕事のため、1歳半の娘と共にアメリカに1年間滞在しました。住んでいた西海岸の人たちはとても気さくで、外国人の私達にも親切でしたが、子どもにもよく声をかけてくれました。子どもがいたお陰でいろんな人と交流できたし、子連れならではの経験もできました。
アメリカでは、子連れでレストランに入ると、よくクレヨンと紙を持ってきてくれました。大きな声を出したり歩き回ったりしないように、お絵描きしてね、ということだと思います。ある時、お絵描き用具の他に、このフィギュアも一緒にプレゼントしてくれたのです。このミッキーマウスとわんちゃんを見ると、叱ったり嫌な顔をしたりするのではなく、予め子どもが静かにできるように大人側が工夫しておく賢さ大切さを思い出します。
最近は、行動経済学でナッジということをよく提言されるようになり、私たちにも馴染みになってきましたよね。望ましい行動がとれるように後押しする環境デザイン。お絵描き用具はナッジと言えるのかもしれません。大人のように振る舞えない子どもを叱るのではなく、成熟した大人の方が工夫して導いてあげるということ、とても大切だと思います。そのうち子ども自身が望ましい行動を考えて行えるようになるでしょう。
親になりたての頃、こんなレストランの配慮からも学ばせてもらいながら、少しずつ親として成長してきました。「よし!今ならかなり賢い親になれるぞ!」と思えるのですが、もう子どもが子どもじゃなくなっちゃった。。。
子育てこそ、ナッジを活用できる場面がたくさんあったのに、あの頃は上手くやれなかったな~残念
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