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ディコビッグス

タイトルを見てピンと来た人がいるだろうか
きっといないだろう

夢のまた夢の更に夢
最下層の夢で見て現実まで持って返って来た言葉
(インセプションの見過ぎ)

昔から毎日夢を見て毎度その夢を覚えている
小さい頃から夢日記をつけていれば僕の作品が蔦屋書店に並んでいたかもしれない
と、思うくらい様々な内容の夢を見る
そして毎度深い

その中でも大昔に観た夢のひとつ

ビバ!ゾンバー!甲突リバー!

を紹介しよう

みんなも是非僕の夢に入って来たと思って想像を膨らませてほしい

目を覚ますと辺りは静寂に包まれた午前5:00
どうやら田舎の住宅街ビルの一棟の屋上にいる模様

これをイメージして頂こう

各棟に5.6人くらいずつ人がいる様だがなんだか様子がおかしい

同じ棟の人間に状況確認するとどうやらみんな記憶を失っている様で頭の中はみんな同じ事を考えていた

全員で心を落ち着かせ周りの棟を見渡すと他の棟に見えているのはなんと歩く屍
つまりゾンビ

そう電波も全く通らない所謂世紀末の世界に居合わせた物語
(この手の物語が嫌いならUターンして貰って構わない)

それに気付いた我々は同様を隠せない
そんな中、町役場からか大きなアナウンス音と共に女性の声が響く

女「C棟のトイレに隠されたカセットテープを探し出し手に入れよ。その中にはこの世界を抜け出す答えがあるだろう」

なんだこれは
まるでゲームの中の世界じゃないか
と驚きを隠せない
しかし受け入れるしか道はない

我々がいるのはA棟
ビルとビルにはコンクリで出来た小さな橋が架かっていて自由に行き来出来る
つまり2つ隣のビルまで辿り着けばこの悪夢から脱出出来る
かもしれない

期待に胸を躍らせるが、誰も怖くて行こうとしない
なぜならゾンビなど出会った事がないからだ(当然)

しかし僕は海外ドラマ
「ウォーキングデッド」
の大ファン
倒すイメージは出来ている

現実は難しかった
それでもなんとかC棟に辿り着きトイレにある例のブツを手に入れた
※ちなみに便座の蓋の裏側に黒ガムテープでベッタリ付け

A棟に戻り何故か置いてある(夢ってこんなもん)ラジカセにテープをセットした。
内容はこうだった

男「今日の午後3時、2km先の川に潜水艦が現れる。それに乗せて貰えば全てが終わる。幸運を祈る」

誰だかわからん男の声を全員が信じ、厳しい道中を共に戦い進む事に

屋上から1階まで降りるのも一苦労
5人で協力しながら次々とナイフでゾンビの頭を突き刺していく

決死の思いでビルの外に出るとそこには奴らの大群が
ヒソヒソとなんとか誤魔化しながら道を進んでいく
すると小さなプレハブが現れた※1
中に入るとまたもやラジカセと何故か個数を把握している大量のテニスボール100個※2

※1  まんまこれ
※2  これにテニスボールが100個入ってるイメージ

恐る恐るテープを再生

先程の男「そのテニスボールを午後3時ピッタリに川に投げ込め。すると潜水艦が現れる」

100個のテニスボールを担いで時間を気にしながら目的地へ
ひたすら倒しながら進み
午後14時57分
やっとの思いで川まで辿り着く
仲間も1人失った

テニスボールを川に投げ込んだ
5秒もしないうちにぶくぶくと泡を立てながら浮き出てきた小さな潜水艦

鹿児島甲突川

潜水艦が浮き出るにつれて笑顔になる我々
しかし現実は悲惨だった

潜水艦の上には特殊部隊の装備を見に纏いアサルトライフルをこちらに向けた隊員6人
(我々が辿り着くまで息継ぎしながら川の中で待ってたと思うと森)

川に飛び込み鉄の雨を回避した
なんとか必死で

目を覚ますとどうやら海水浴場に流されていた様だ
磯海水浴場

仲間は誰もいない
そして身に覚えのないサブマシンガンを携帯している
海外映画やサバゲー好きの僕は弾数を確認し目の前にあるホテル入り込む

入口から入るとゾンビだらけ
どうやらここはこの世紀末の世界を作り出した所謂ラスボスがいるホテルの様だ(ISO)

銃の弾はラスボスに使おうとナイフで一体ずつ倒していく
血塗れになりながら

やっと最上階に辿り着くと社長室の様な部屋が現れる
ドアノブを握るとここ数時間の記憶が走馬灯の様に甦り、共に戦った仲間や今までの険しい道のりを噛み締める
ドアを開けると背を向けた男がこちらを振り返る

男「やっと来たか、待ちくたびれたよ」

僕「お前か、容赦しないぞ」

すると男の頭は爆発し中からさらに頭が出て来る

ゲーム バイオハザードより

マズイと思いながらも
今だ!と言わんばかりにサブマシンガンをリロードする

するとコロコロコロと銃口からBB弾が転がり落ちる

不気味な笑い声と共にラスボスにやられる僕だった

-完-

10年程前に見た夢
ずっと覚えているのです、一寸の狂いもなく
実際こうして話だけ聞くとありえない話だが、夢の中ではこういった事も全て現実に感じるだろう

この現象をディコビッグスという

未だに未知のディコビッグス
これからも見続けるだろう

プロフィールには食がなんちゃらと書いているが初っ端から無視どころか大それた内容を綴った事をいずれどう思うか楽しみである

次こそは食(料理)に対して綴るだろう

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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